2014 Fiscal Year Research-status Report
チーム基盤型学習による脳神経科シミュレーション教育プログラムの開発
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26670255
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
益田 美津美 北里大学, 看護学部, 講師 (60384153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大石 英則 順天堂大学, 医学部, 教授 (60255685)
山本 宗孝 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50338414)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 医師薬学教育 / シミュレーション / 脳神経科 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、模擬病院ならびに高性能シミュレーターを用いて、臨床現場で実際に遭遇する急変状況をよりリアルに再現し、脳神経科領域に特化した体系的なシミュレーションプログラムを開発し、チーム基盤型学習により、高度なスキルと臨床判断能力に裏付けられた臨床実践応力の向上を目指す。 研究初年度である平成26年度は、脳神経科領域に特化したシミュレーション教育プログラムに有効な要素と方法を導き出すために、医学、看護、教育等の分野で広く文献検索した。また、研究計画に基づき、ハワイ大学SimTikiシミュレーションセンターで開催されたFunSimに参加した。FunSimは、医師、看護師等の医療従事者がシミュレーション教育をするうえで必要なテクニックや、シミュレーション指導者としての基本を学ぶコースである。シナリオの作成、実施、デブリーフィングを実際に行うことで、ファシリテーターとしてのスキルの基礎を習得した。これらの文献検討、トレーニングへの参加から得た知見を元に、研究者間で数回の会議を開催した。その結果、当初の計画通り、講義、演習、デブリーフィングをプログラムの一連の流れとして設定することとしたが、講義はe-learningを用いることに変更した。現在、3シナリオを作成し、αテストを行った段階である。 次年度は、e-leaningの内容についての検討、作成したシナリオのβテストの実施、さらにはプレテストを実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3シナリオの作成、αテストの実施まで行えたこと、倫理委員会の承認を得たことに関しては、当初の計画以上に進展しているが、文献検討の結果をまだ十分に組み込めていないことを鑑み、(2)おおむね順調とした。文献検討の結果をより詳細に検討し、成果として発表する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究はおおむね順調に進展しているため、今後も当初の計画に基づき進めていきたいと考えている。プログラムの目的、目標、トレーニング内容を明確化することで、学習者が到達目標を段階的に達成でき、知識、アセスメント力、論理的・臨床的思考、技術の統合に至るようなプログラム構成にしたい。
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Causes of Carryover |
国外旅費としてハワイ大学SimTikiへの旅費3名分を申請していたが、1名は参加日時と業務の都合がつかなかったため、2名で参加したため、その分の費用を次年度に繰り越すこととなった。 次年度分の交付予定額は申請時より削減されているとともに、調査交通費ならびにトレーニング実施に伴う講師への謝礼に費用がかかることが予測されるため、今年度分残金をプログラム実施のための費用に充てたい。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
残金は、プログラムのプレテストを平成27年5月~8月にかけて実施する予定であり、その際の交通費ならびに実施補助者、講師への謝礼のための人件費・謝金として支出する予定である。また、平成26年度に実施できなかった文献検討の成果報告を行いたいため、その際の学会参加費・旅費として使用する予定である。
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