2015 Fiscal Year Research-status Report
子宮内膜症幹細胞の探索と分子標的治療に向けた基礎的研究
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26670718
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
京 哲 島根大学, 医学部, 教授 (50272969)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 子宮内膜症 / 幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
子宮内膜症上皮、間質細胞の手術材料からの安定培養系を確立し、これらにTERT, cyclinD1, CDK4の発現ウイルスベクターを導入して不死化細胞株を得た。これらを材料として特定の細胞表面抗原マーカーから幹細胞性格を有するsubpopulationを分離し、幹細胞アッセイ系に呈して解析を進めている。幹細胞アッセイ系として現在sphere形成能を評価しているが、予測されるように上皮、間質で幹細胞マーカーおよびその性格も異なっていた。現在高度免疫不全マウスへの移植実験のための予備実験を試みている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
子宮内膜症上皮、間質細胞の手術材料からの不死化細胞株を得て、特定の細胞表面抗原マーカーから幹細胞性格を有するsubpopulationを分離し、幹細胞アッセイ系に呈して解析を進めるところまでは達成している。
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Strategy for Future Research Activity |
幹細胞性格を有することが判明した特異的マーカー発現細胞については、様々な分生物学的種法によりその阻害を試みる。特にmicroRNAアレイを用いた標的遺伝子のスクリーニング法をも併せて行う。
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Causes of Carryover |
当該年度に必要な実験が一部次年度に持ち越されたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度に予定していた実験を持ち越して今年度に完了させる。
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