2014 Fiscal Year Research-status Report
上気道通気障害小児の過大吸気陰圧は下顎を後退させる -流体構造連成解析を用いて-
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26670889
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山崎 要一 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 教授 (30200645)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 智憲 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (10264433)
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
齊藤 一誠 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90404540)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 呼吸 / 下顎後退咬合 / 流体解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
下顎後退咬合の原因因子として上気道通気障害児の咽頭気道吸気時過大陰圧の影響を明らかにすることを目的に、CTデータを用いた上気道の流体構造連成解析から呼吸時の顎顔面に生じる圧力を算出し、上気道通気障害と顎顔面形態との関連について検討を行った。 その結果、上気道通気障害に起因する呼吸圧力が下顎後退咬合を引き起こす可能性があることが示され、今後の歯列咬合管理上、予防・治療に貢献できる情報になると考えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
予定通りの進行状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
さらに対象年齢を変えて、因果関係だけでなく、原因についても明らかにしていきたい。
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Causes of Carryover |
研究は順調に進んでいるものの、その途中さらに必要な解析が考えられるようになった。 そのため、その解析の方法論を検討しているうちに時間が経過してしまい、次年度にその計画を持ち越すことになった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新たな解析のためのソフトの購入を考えている。
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