2015 Fiscal Year Research-status Report
携帯端末を利用した正確な看護業務評価による看護業務改善サイクル構築に関する研究
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26670923
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
岡田 みずほ 長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (90596561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 武浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (20372237)
西村 拓一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 研究員 (80357722)
本村 陽一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 研究員 (30358171)
岡田 純也 帝京大学, 福岡医療技術学部, 准教授 (70315266)
佐藤 洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人間情報研究部門, 研究員 (10260423)
大山 潤爾 国立研究開発法人産業技術総合研究所, ヒューマンライフテクノロジー研究部門, 研究員 (00635295)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 携帯端末 / タイムスタディ調査 / 看護業務 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師は、日々看護業務を行う中で、多くの場合複数の看護業務を同時に実施している現状があり、チェックや手順の重複が起きるなどの看護業務の「ムダやムラ」が発生していると考えた。我々は、これまで明らかにできなかったあらゆる看護業務の実態を正確に把握することを目指し、軽量で持ち運びやすく、直感的に入力できる携帯端末としてiPod Touchを選択、調査用アプリケーションを搭載し、看護業務用マスタを開発インストールして端末を準備した。 この携帯端末を使用して調査を実施した結果、看護業務入力マスタ116項目のうち、使用されたのは66項目(56.8%)であり、マスタ構成の変更の必要性があることが示唆された。また、今回の調査結果では、1回当たりの平均所要時間で比較した場合、看護師が1つの業務を継続して実施している時間は、どんなに長くても平均7分02秒であり、1日の勤務時間中に短時間で複数の看護業務を繰り返し実施していることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
携帯端末による調査の範囲と実際の入力操作に関わるマスタ構成の過不足が明らかにできたことで、より効率のよい調査手法の検討を行うことができた。 今後再調整を行ったのち、一施設全体での調査を実施する予定である。 さらに、調査結果のデータ集計手法の確立と、当初想定していたような業務の「ムダ・ムラ」が発生する要因の分析方法を検討できた。 以上のことから、おおむね順調に実施できていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
今回の調査結果について、行動学的な視点からも追跡して分析を行うと共に、さらに経年的変化を明らかとするために、携帯端末の看護マスタのヴァージョンアップを行い、調査対象を増やして調査を実施していく。 できる限り看護業務における共通行動パターンを見出す。
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Causes of Carryover |
残高金額内で、今年度の調査分析で必要となる物品購入がなく、書籍等の購入も検討できなかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
海外の論文等取り寄せ費用にあてる予定である
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Research Products
(4 results)