2015 Fiscal Year Research-status Report
多文化共生における外国人女性と医療職向け周産期インターフェース構築に関する研究
Project/Area Number |
26670988
|
Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
新田 祥子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 助教 (70638064)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 節子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (30259072)
エレーラ ルルデス 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (40597720)
ポンサピタックサンテ ピヤ 長崎県立大学, 国際情報学部, 准教授 (60555481)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 多文化共生 / 外国人妊産褥婦 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
タブレットのコンテンツは、①独自に作成した授乳時の児の抱き方やミルクの作り方など動画による育児指導内容②研究対象者の入院していたクリニックで使用されていた保健指導内容の2つの構成となっている。平成27年度は、作成したデジタルテキストを外国人褥婦に使用してもらい、5名にインタビューを行った。いずれの内容も、英語・韓国語・中国語で作成した。倫理審査承認後、インタビューを行った。研究協力の同意は、口頭および対象者の母語(英語・韓国語・中国語)で作成された同意書にて同意を得た後、インタビューを行った。インタビュー内容は、タブレット使用後の使いやすさや分かりやすかった点、改善した方がよいと思う点などを中心にインタビューを行った。 インタビュー結果は、多言語による保健指導および情報提供に関して、多言語による情報だけでなく、動画による情報提供は有効であるという意見が聞かれた。しかし、タブレットのコンテンツ以外に追加して欲しい情報等の意見も聞かれた。 今後、インタビュー結果を元にタブレットの内容を一部追加し、平成28年度にインタビューを再度行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度は、タブレット使用後の褥婦へ、インタビューを行う計画であった。5人の褥婦へインタビューを実施する事ができ、使用後の意見についてデータを得る事ができたため、研究は順調である。今年度はインタビュー人数が5名であったため、内容修正後、来年度も予定通りインタビューを行う予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成27年度のインタビュー結果より、現コンテンツ以外に情報の追加の意見があったため、平成28年度は、タブレットのコンテンツを一部追加し、インタビューを再度行う。 また、平成28年度は研究最終年度であるため、得られたデータを分析し、学会等で発表する予定である。
|
Causes of Carryover |
当初予定よりも、多言語による翻訳に際して費用が抑えられた事、また、インタビュー人数が当初よりもやや少なかった事から、研究費に差額が生じる事となった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は、引き続きインタビューの旅費および、デジタルコンテンツの一部追加のための翻訳費用が生じるため、研究費が必要となる。また、成果発表に際して、学会発表等の旅費が必要となる。平成28年度は、以上の項目費用に研究費を使用する予定である。
|