2016 Fiscal Year Research-status Report
外国人旅行者の日本滞在におけるヘルスの知識分析と情報提供アニメゲームの開発
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26671047
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| Research Institution | University of Human Environments |
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Principal Investigator |
西川 まり子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (80412344)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ヘルス情報 / アニメゲーム / MariInfo Japan / 外国人旅行者 / ヘルスプロモーション / 国際看護学 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は，年間約2500万人にも及ぶ日本への外国人旅行者の日本滞在に伴う病気の予防や日本の医療やケアの知識，ヘルス施設への不安要因の分析から作成した，情報提供アニメDVDの介入調査である．得られた結果をもとに，さらに効果的に情報提供するためのツールとして，アニメゲームの開発を目的とした．2014年に成田空港で，英語の質問紙で調査を実施した．自作の日本のヘルス情報提供用のアニメDVDを用いて，介入群とコントロール群による2群の介入調査を実施し，その前後の変化で，記述的統計，Wilcoxon signed-rank test，Wilcoxon rank-sum test分析により効果の検証をした．評価は，Mari Meter-X， STAI-Y， Face Scaleを用いた．結果から，日本のヘルス情報提供のアニメDVDの効果が認められた．日本のヘルスシステムの知識不足のため高熱等でも病院を訪れることができていないケースもあった．2015年国際学会で発表し，貴重な意見を得た．ケア提供者である病院調査は，2016年2月～3月にかけて外国人ケアが日常的であるA病院の看護師に介入調査を介入群83名，コントロール群83名（有効回答率は73％）で実施した．結果は情報を得る具体的な内容を知ることができるかを知るMari Meter-Xで介入群の方がコントロール群より効果があった．さらに，看護師へのインタビューを2016年10月に実施し，文章分析の結果，アニメーション動画は理解しやすいと肯定的な意見が多い反面，その内容の検討が必要という意見も得られた．両方のデータの分析，検証から，（１）日本滞在に伴う病気の予防とヘルスプロモーション，（２）日本の医療事情の知識習得のための情報提供ツールとして，アニメゲームのSa-chan Gameを開発して，（４）パイロットテストを実施し，好評を得ている．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の進捗状況は良好であるが，安全等を考慮して2016年の学会発表を2017年に変更した．
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| Strategy for Future Research Activity |
2017年度は，看護師調査の結果を国際学会で発表して意見を得る．外国人旅行者と看護師両方のデータの比較検討を行い，日本の医療事情の知識習得のための情報提供ツールとして，Sa-chan Gameの更なる開発を連携研究者と共に行う．
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| Causes of Carryover |
現在の国際状況から安全性を考慮して，国際学会の時期と場所の変更を行った．
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会発表の参加費と旅費
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