2017 Fiscal Year Annual Research Report
Tau PET study for revealing the pathogenesis and establishing the objective marker of disease severity in neurodegenerative dementia
Project/Area Number |
26713031
|
Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
島田 斉 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, 主幹研究員(定常) (10422239)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 神経機能画像 / タウPET / 認知症 / タウオパチー / バイオマーカー / Alzheimer病 / 進行性核上性麻痺 / 重症度評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
増え続ける認知症の治療法および予防法の確立は急務である。認知症病態にはβアミロイド(Aβ)蓄積やタウ蛋白病変(以下、タウ)などが密接に関与すると考えられており、創薬分野における標的分子となっている。これらの分子を標的とした治療薬の開発には、ポジトロン断層撮影(PET)などの画像技術を用いたヒト生態での薬効評価形の確立は不可欠である。既にAβを標的とした治療薬はPETによる評価形が確立しているが、これまでのところAβ標的薬は期待された効果が得られていない。一方タウを標的とした治療薬は、今までにヒト生態における薬効評価系が存在せず、開発が進んでいなかった。ヒト生態における画像技術によるタウ蛋白病変の可視化技術は、今まで確立したものはなかった。最近われわれは、Alzheimer病(AD)ならびに非AD性認知症のタウへの高い結合性と選択性を示す新規PET薬剤である[11C]PBB3を開発し、[11C]PBB3 PETで評価したタウの集積程度や分布が、神経障害に密接に関与する可能性があることを示した。 本研究の目的は、PETにおり各種認知症のタウと神経障害の関連を解明し、認知症の客観的な重症度評価指標を確立することである。 我々は平成29年度に、AD、非AD性認知症、軽度認知機能障害、健常者を対象に、PETおよびMRT検査、臨床神経学的評価、認知機能評価を行った。さらに平成28年度までに確立した簡便で妥当な解析法を用いたPETデータの解析を行い、タウPETで評価したタウ蓄積がさまざまな非AD性認知症においても客観的な重症度評価指標となり得ること、臨床症状や脳糖代謝、脳萎縮、結合能などと関連することを確認した。これらの研究成果について、複数の国内学会発表と論文投稿(現在under reviewないしはin pressのもの複数を含む)を行った。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(38 results)
-
[Journal Article] Tau-induced focal neurotoxicity and network disruption related to apathy in Alzheimer's disease2018
Author(s)
Soichiro Kitamura, Hitoshi Shimada*, Fumitoshi Niwa, Hironobu Endo, Hitoshi Shinotoh, Keisuke Takahata, Manabu Kubota, Yuhei Takado, Shigeki Hirano, Yasuyuki Kimura, Ming-Rong Zhang, Satoshi Kuwabara, Tetsuya Suhara, Makoto Higuchi
-
Journal Title
Journal of Neurology, Neurosurgery, and Psychiatry
Volume: 印刷中
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Alzheimer病における アパシー症状とタウ病変の関係性2017
Author(s)
北村 聡一郎, 島田 斉, 篠遠 仁, 丹羽文俊, 遠藤浩信, 高畑 圭輔, 久保田 学, 高堂 裕平, 平野 成樹, 木村 泰之, 張 明栄, 桑原聡, 須原 哲也, 樋口 真人
Organizer
第56回千葉核医学研究会
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-