2015 Fiscal Year Research-status Report
未熟児貧血における脳循環に基づく輸血基準の作成を目指して
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26860846
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
小谷野 耕佑 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20437685)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 未熟児貧血 / 脳血液量 / 近赤外光 |
Outline of Annual Research Achievements |
豚新生仔5頭を用いた豚新生仔貧血モデルによる貧血時脳循環調整の測定を行った。貧血の進行による脳血液量の増加は研究計画段階の予測通り主に動脈血液量の増加で生じているが、一部では動脈血圧の低下により生じる静脈血うっ滞も寄与している可能性があることが分かった。また、脳血液量が極致となり、酸素消費率が低下し始めても、脳波上、脳の電気的活動は保たれることが明らかとなった。 未熟児貧血児に対する輸血療法時の脳循環動態測定は、4名で実施できた。有意な差とはなっていないものの、輸血前脳血液量高値の症例において輸血後貧血症状の改善が多いという仮説は、支持される傾向にある。 本年度は近赤外光時間分解測定装置の故障により、年度後半の研究実施が困難となった為、測定数が研究計画数に及ばないが、研究計画において用いた仮説はいずれも支持されるデータが得られている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度は豚流行性下痢症により本研究で用いる新生仔豚の入手が困難となり、基礎研究が遅れたのに加え、平成27年度後半より、本研究の主要測定器である近赤外光時間分解測定装置の故障により、研究計画の遅延が生じている。 平成28年度は5月より近赤外光時間分解測定装置の更新により研究の再開が可能となるため、計画数を満たすべく鋭意研究を進める予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年5月より近赤外時間分解測定装置の更新により研究の再開が可能となる。エフォートを上げることで、予定の研究を終えることができる予定である
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Causes of Carryover |
平成26年度は豚流行性下痢症により本研究で用いる新生仔豚の入手が困難となり、基礎研究が遅れたのに加え、平成27年度後半より、本研究の主要測定器である近赤外光時間分解測定装置の故障により、研究計画の遅延が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は5月より近赤外光時間分解測定装置の更新により研究の再開が可能となるため、計画数を満たすべく鋭意研究を進め、研究成果の報告を行う予定である。
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