2014 Fiscal Year Research-status Report
統合失調症発症予防を目指した簡便かつ非侵襲的なスクリーニングシステムの開発
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26860927
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
和氣 玲 島根大学, 医学部, 講師 (60609262)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 早期介入 / スクリーニング / 児童 / 生物学的マーカー / 自律神経機能 / 脳機能イメージング / Schizophrenia |
Outline of Annual Research Achievements |
「尿中及び唾液中のストレスマーカー」及び「脳機能」を児童思春期における統合失調症群とハイリスク群にて測定を継続中である。 プレ実験として統合失調症群と健常群における「尿中及び唾液中のストレスマーカー」及び「脳機能」の測定を行っている。また、急性期と慢性期の統合失調症群、当科受診中の成人の統合失調症ハイリスク群に対して早期介入を行い、早期介入群のストレスマーカー、脳機能、精神症状を経時的に測定している。 この結果をもとに、児童思春期の統合失調症予防のためのスクリーニングシステムの作成をおこなう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童思春期の検体の収集に当たっては、感染症等の様々な予期せぬ出来事により、当初の予定よりも被験者の収集に遅れが生じているため、検体を分析に出すことができず、年度内に予定していた計画を遂行することが困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
本学教育学部教授、本大学附属小、中、高等学校と連携し、健常児童群にて献上群を収集予定である。また、当院小児科、子どものこころ診療部医師、精神科医師との連携により半構造化面接を行い、統合失調症群、ハイリスク群の患者を引き続き集積する。知能評価は臨床心理士と連携して行う。脳機能検査、自律神経機能測定は専属の検査技師、唾液や尿検体は大学院生、研究員に協力を頂き測定する。脳機能画像の撮影、解析は当院神経内科学、放射線医学講座の協力を得る。さらに本学保健管理センター教授や当講座の准教授、教授に解析の助言をいただく。
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Causes of Carryover |
児童思春期の検体の収集に当たっては、感染症等の様々な予期せぬ出来事により、当初の予定よりも被験者の収集に遅れが生じているため、検体を分析に出すことができず、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本学教育学部教授、本大学附属小、中、高等学校と連携し、健常児童群にて献上群を収集予定である。また、当院小児科、子どものこころ診療部医師、精神科医師との連携により半構造化面接を行い、統合失調症群、ハイリスク群の患者を引き続き集積予定のため、次年度は当初の計画どおり遂行する。
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[Journal Article] The effects of combine treatment of memantine and donepezil on Alzheimer's disease patients and its relationship with cerebral blood flow in the prefrontal area.2014
Author(s)
Araki T, Wake R, Miyaoka T, Kawakami K, Nagahama M, Furuya M, Limoa E, Liaury K, Hashioka S, Murotani K, Horiguchi J
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Journal Title
Int J Geriatr Psychiatry
Volume: 29(9)
Pages: 881-889
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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