2014 Fiscal Year Research-status Report
精神障害者のセルフスティグマの低減に向けたケア実践者育成プログラムの開発
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26861956
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
小松 容子 宮城大学, 看護学部, 講師 (80568048)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 精神障害者 / セルフスティグマ / 偏見 / 差別 / 地域社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、精神障害者のセルフスティグマに関連した文献および資料収集と文献レビューを行った。また、精神障害者が抱えるセルフスティグマに影響を及ぼしている、精神障害者を取り巻く社会、すなわち(1)差別をなくす地域社会、(2)家族の在り方、関するフィールドワークを行った。 (1)差別をなくす地域社会:差別をなくす地域社会を構築するための行政の取り組み、市民からの意見を反映させる差別をなくすための条例づくりについてのフィールドワークを行った。また、当事者を含め、各分野の専門職との意見交換会に参加し、差別の事例についての検討を行った。 (2)家族の在り方:家族の関わりがどのように当事者のセルフスティグマと関連しているのかについての、フィールドワークを行った。家族の体験や視点を中心にして、精神障害者の家族が抱える様々な困りごと、不安、悩みについて調査を行い、それらが、どのように当事者のセルフスティグマに影響を及ぼしているのか検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年度は、妊娠・出産のために、当初計画していた当事者への調査および学生を対象とした調査が行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、前年度計画していた調査を行うのと同時に、研究2年目として計画していた調査を行う。これらの調査を同時並行的に行えるように、研究補助者を雇用し、能率的な調査が出来るようにする予定である。
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Research Products
(4 results)