2017 Fiscal Year Research-status Report
精神科デイケア導入期における看護支援を包含した早期リハビリテーションの評価
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26870253
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| Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
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Principal Investigator |
千々岩 友子 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40637104)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 精神科デイケア / デイケア導入期 / 看護支援 / 早期リハビリテーション / ケアリスト / 当事者 / 体験 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
精神科デイケアは、精神科外来を基盤とし、医療と地域生活をつなぐリハビリテーションという重要な位置付けにある。さらに精神科デイケアの導入期は、地域で生活している精神障がい者が、デイケアにおいて初めてリハビリテーションを開始する時期であり、継続医療の入り口としての役割もある。しかしながら、この導入期においては中断率が高いことが示されており、精神科デイケア導入期の早期リハビリテーションの効果検証や効果的な看護支援を明らかにした研究は見あたらない。よって本研究の目的は、精神科デイケア導入期における看護支援を包含した早期リハビリテーションの評価を明示するとともに、早期リハビリテーションを向上させるための効果的な看護支援を解明することである。平成29年度は、導入期間のリハビリテーションの評価を行うための評価尺度の選択を行なった。評価の測定には、平成28年度に作成した「精神科デイケア導入期における看護ケアリスト」を取り入れることにした。「精神科デイケア導入期における看護ケアリスト」は、項目数が33であり、【セルフケア管理】および【治療参加の維持】の２因子から構成されている。さらに精神症状の評価、生活の質の評価、リハビリテーション評価を行うことにした。評価のロードマップを作成し、研究者間でデータの分析方法についても検討した。調査に向けて、研究機関に倫理審査の申請を行い、承認を得た。研究協力施設へ研究の協力の依頼を行っているところである。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
導入期間のリハビリテーションの評価を行うにあたり、研究対象者の該当者が少なく、研究協力施設の更なる開拓が必要となったため、研究遂行が遅延した。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究協力施設と研究対象者を増やし、開発した精神科デイケア導入期における看護ケアリストやQOL、リハビリテーション評価尺度を用いて導入期間におけるリハビリテーションの評価とともに効果的な看護支援を明らかにしていく予定である。
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| Causes of Carryover |
精神科デイケア導入期のリハビリテーション調査が遅延し、調査のための研究協力機関への交通費や調査協力のための人件費が発生せず、当該助成金が生じた。
精神科デイケア導入期の利用者を対象に、導入期のリハビリテーション効果を調査する予定である。よって１．研究協力機関への交通費、２．調査協力のための人件費、３．研究成果公表のための学会参加費が必要である。
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