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2014 Fiscal Year Annual Research Report

銀河サーベイにおける赤方偏移変形効果の精密モデルと重力理論の検証

Research Project

Project/Area Number 26887012
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

奥村 哲平  東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (70402427)

Project Period (FY) 2014-08-29 – 2016-03-31
Keywords観測的宇宙論 / 大規模銀河サーベイ / パワースペクトル / 暗黒エネルギー
Outline of Annual Research Achievements

計画書には、宇宙を加速膨張させている暗黒エネルギーをより良く理解するために、(A)衛生銀河を効率良く取り除くアルゴリズムを開発し、ハローの密度場を再構築、(B)ハロー分布と銀河分布の間に経験的な関係を仮定し、銀河の赤方偏移効果をモデリング、(C)FastSound サーベイの解析による、重力理論の検証、の3つのテーマを提案した。まず、(A) のテーマは、観測された複雑な銀河分布からよりシンプルなダークハローの分布を再構築することによって、比較する理論モデルを簡単化することが目的であった。このテーマは順調に進み、かなり高精度でハローのパワースペクトルを再構築することに成功した。現在、論文を執筆中である。(B) のテーマは逆に、ハローと銀河の分布の間にある関係式を仮定し、観測される銀河のパワースペクトルを予言しようという試みである。こちらも、とても精度の高い理論モデルを構築することに成功した。具体的には、先行研究で求められていた理論モデルよりも2倍小スケールまで厳密に予言することのできるモデルである。こちらも現在論文を執筆中であり、1~2ヶ月のオーダーで論文を完成させることができると考えられる。(C) のテーマは、非常に遠方宇宙における相対性理論に基づく重力理論の検証である。これは今ままでになされていない赤方偏移におけるテストなため、未知な効果が発見されたため苦労したが、最近になって正しい統計誤差とベストフィットモデルを発見することに成功した。こちらも論文執筆を始めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

上記の3つのテーマは、全て主要な結果を得ることに成功し、全て論文執筆も順調に進んでいる。計画書においては全て論文が完成していることを予定していたので、少し遅れているかもしれないが、それはこれら3つのテーマに関連した、別のテーマについても研究を進めていたからである。そのうち1つについては、論文を完成し、出版した。もう1つのテーマについても、ほぼ論文が完成している。それらを総合的に考えて、申請者の実施している研究は、非常に順調に進んでいるといえる。

Strategy for Future Research Activity

まず、現在執筆中である4本の論文を完成させる。これは、2,3ヶ月以内には全て完了すると考えている。それが終わり次第、平成27年度の計画として計画書に記したテーマに取り掛かる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Cosmological tests using redshift space clustering in BOSS DR112014

    • Author(s)
      Song, Yong-Seon; Sabiu, Cristiano G.; Okumura, Teppei; Oh, Minji; Linder, Eric V.
    • Journal Title

      Journal of Cosmology and Astroparticle Physics

      Volume: 12 Pages: 0-15

    • DOI

      10.1088/1475-7516/2014/12/005

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] Understanding higher-order nonlocal halo bias at large scales by combining the power spectrum with the bispectrum2014

    • Author(s)
      Saito, Shun; Baldauf, Tobias; Vlah, Zvonimir; Seljak, Uros; Okumura, Teppei; McDonald, Patrick
    • Journal Title

      Physical Review D

      Volume: 90 Pages: 1-25

    • DOI

      10.1103/PhysRevD.90.123522

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] FastSound Survey: 1.2<z<1.5 における重力理論のテスト2014

    • Author(s)
      奥村哲平
    • Organizer
      観測的宇宙論ワークショップ
    • Place of Presentation
      名古屋大学
    • Year and Date
      2014-11-26 – 2014-11-28

URL: 

Published: 2016-06-01  

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