2014 Fiscal Year Annual Research Report
細胞発達定量評価のための三次元細胞位置制御技術の確立
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26889051
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
萩原 将也 大阪府立大学, 21世紀科学研究機構, 講師 (00705056)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
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Keywords | 細胞位置制御 / 反応拡散系モデル / マイクロ・ナノデバイス |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞は自ら形態形成因子を放出し,空間的に濃度勾配を生成することで他の細胞とコミュニケーションを取り,自らの位置情報を得ていることが知られている.しかしながら従来の細胞培養においては細胞位置が制御できていないため、細胞間コミュニケーションの定量評価ができない問題がある。そこで本研究では、培養空間における細胞の初期位置を制御することにより、細胞発達の定量評価を行うことを目的とし、二次元および三次元空間における細胞の位置制御手法の開発と肺気管支上皮細胞を用いた発達評価を行った。 (1)細胞二次元空間位置制御による気管支上皮細胞の発達評価 ガラス基板上における細胞の接着性を、フィブロネクチンをフォトリソグラフィーにより選択的にパターニングを行うことで培養初期における細胞の二次元位置制御を達成した。この状態から気管支上皮細胞がどのように分岐形成するかを実験および反応拡散系モデルを用いたシミュレーションにより発達の評価を達成した。 (2)ゲルシートを用いた細胞三次元制御 シリコン基盤にDRIEを用いて作製したフレームにゲル薄膜を作製し、パターニングしたアライメントマークに併せて積層化することを達成した。本手法を用いることにより、各ゲルシート上に二次元細胞位置制御を行うことで、三次元空間における細胞位置制御を達成することが可能となる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)