2014 Fiscal Year Annual Research Report
都市の熱的快適性評価のための革新的計測評価システムの開発
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26889057
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
仲吉 信人 東京理科大学, 理工学部, 講師 (90706475)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 温熱感 / スマートフォンアプリケーション / 体感気象申告 / 熱的快適性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題は、人体装着型計測システムや温熱感収集スマートフォンアプリケーションなどを用い、人の動線に沿って微気象及や人の生理状態を計測することで、計測の難しい都市街区の熱環境、快適性を評価する新たな計測・評価システムの構築を目的とするものである。 本年度は本課題における根幹技術の一つである①人の温熱感、快適感などの体感気象値を収集可能なスマートフォンアプリケーションの開発、②体感気象値を用いた微気象評価の可能性の検討、③高精度な皮膚温度センサの試作を行った。開発したスマートフォンアプリケーションでは、ユーザーの個人属性(体格、年齢、性別、着衣量)と体感気象申告(温熱感覚、快適感覚、体感日射量、体感風速)が簡単な操作で入力可能であり、それらのデータは入力時の位置・時刻情報とともにスマートフォンに記録される。本アプリケーションにより収集した体感気象値と市販の気象センサ計測値の対応を調べたところ、日射量と体感日射、風速と体感風速、熱環境統合指標であり気温、湿度、風速、短波放射、長波放射から計算されるSET*と温熱感・快適感においてそれぞれ正の相関が確認され、体感気象値の収集により微気象場を評価できる可能性が示唆された。また、試作した皮膚温度センサは熱容量の小さい測温部とそれが繋がる小型ロガー部からなり、高い装着性を有するとともに、屋外の日射環境下においても高い精度で皮膚温度を測定可能であることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
課題採択から半年足らずで、スマートフォンアプリケーションの開発、皮膚温度センサの試作が完了しているが、それらは次年度の開発完了を当初目的としていた。
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Strategy for Future Research Activity |
①体感気象値と客観気象値の整合性について被験者数と増やした実験を行うとともに四季を通して対応関係の確認を行う。 ②深部体温、心拍、脳波センサの開発を行う。 ③開発したツールを用いて実都市の熱的快適性評価を実施する。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Globe Anemo-radiometer2015
Author(s)
Nakayoshi, M., Kanda M., and de Dear, R
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Journal Title
Boundary- Layer Meteorology
Volume: 155
Pages: 209-227
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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