2014 Fiscal Year Annual Research Report
視覚障害を伴う網膜芽細胞腫をもつ幼児と母親の関係性の変化とその関連要因
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26893220
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
永吉 美智枝 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30730113)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 網膜芽細胞腫 / 稀少がん / 幼児期後期 / 発達 / 母子関係支援 / 育児困難 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、本調査開始に向けた準備を行った。稀少がんである網膜芽細胞腫をもつ患児と家族を対象とした研究の遂行にあたり、過去20年の国内外の文献を検討し、本研究の意義と研究の方向性について理論的基盤を構築した。文献検討により得られた結果について下記の2本の論文にまとめ、学術雑誌へ投稿した。 1.網膜芽細胞腫の患児と家族の看護に関する英語論文における文献検討.家族看護学研究,2015;20(2):125-35. 2.網膜芽細胞腫の患児と家族の看護に関する国内文献の検討.小児保健研究,2015;74(4):掲載予定. 1の内容は、46th Congress of the International Society of Paediatric Oncology, Tronto Canada, 2014.10.において発表した。 上記結果に基づき、調査内容を再検討し研究計画書を完成させた。本研究計画について、各関係先より調査協力の同意および大学倫理審査委員会の承認を得た段階であり、次年度の調査開始に向けて準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査内容の再検討に時間を要し、倫理審査への申請が年度末へとずれ込んだため、今年度の調査開始は困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は調査を開始するが、稀少疾患かつ本研究において対象とする患児の発達段階を考慮すると、研究参加者のリクルートの長期化が見込まれる。リクルートの進捗状況により対象者数の調整を図るが、安定したデータを得るために必要な対象者数を得て調査を実施するために、必要時、リクルート方法について研究協力先との調整を図りながら進める予定である。得られたデータから順次分析を進め、学会発表および論文作成の準備を行う。
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Research Products
(3 results)