2015 Fiscal Year Annual Research Report
職業性ストレスによる看護師の離職予測と離職予防対策に関する研究
Project/Area Number |
26893233
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
栗岡 住子 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 特任教授 (20736516)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 職業性ストレス / 看護師 / 離職意思 / 努力-報酬不均衡モデル / 人材マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、看護師を対象とした離職予防対策を検討することを目的に、職業性ストレスによる離職予測と、離職に関連する職場環境要因を明らかにするために、2つの大規模医療法人に勤務する約1000人の看護師に調査を実施した。その結果、努力/報酬比は、先行研究で報告されている一般労働者より低い傾向であった。 調査1 年後の離職の有無の調査と、離職意思及び努力-報酬不均衡、ストレス反応の結果は有意な正の相関があり、離職を一定以上予測できる可能性があることが示唆された。一方で、離職意思と負の有意な相関がある職場のソーシャル・キャピタルやソーシャル・サポートなどを高めることは、離職意思を低減させる可能性があることが考えられる。また、看護師自身が高い専門能力を持ち、生産性が高い状態であれば、離職意思は低く維持できることが示唆された。 これらの結果から離職予防に必要な対策として、個々人に職務満足度の高い働き方を提供することや、職場のソーシャル・キャピタルなどを醸成する必要があることが示唆された。これらの対策は、管理監督者が部下の個性にあった業務を担当させることや、育成や指導などの個別の配慮が必要であると考えられる。同時に、管理監督者は、お互いに支援しあう働きやすい職場風土形成を行うなど、職場全体のマネジメントも重要であり、離職予防の対策を展開するためには管理監督者の役割が大きいことが考えられる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] 看護師の離職要因2015
Author(s)
栗岡 住子, 芝田 里花,稲澤 理恵
Organizer
第22回日本産業精神保健学会
Place of Presentation
学術情報センター一橋講堂(東京都)
Year and Date
2015-06-28 – 2015-06-28
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