1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60301105
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
矢部 一郎 立正大, 教養部, 教授 (80103175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌谷 親善 東洋大学, 経営学部, 教授 (60057982)
岩崎 鐡志 静岡女子短期大学, 文学科, 教授 (00070996)
佐藤 達策 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (10050022)
原 正敏 千葉大学, 教育学部, 教授 (50012216)
佐藤 昌介 東北福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (60005692)
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Keywords | 明治 / 府藩県制 / 科学技術 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度の成果をふまえ、かなり具体的な調査・研究を行ない、最終年度のまとめにつなげることができた。 1.中山,鎌谷,向井,吉田,佐藤,の諸氏の努力により、東京天文台,国立公文書館の明治初期史料の集収が行なわれ、目下内容の検討中である。とくに、当時の科学技術行政,お雇い外国人関係について、かなり具体的なものが浮び上ってきた。 2.産業技術関係では、網羅的な成果は出てはいないが、本実績報告書に示したように、鎌谷の陶磁器業についての研究成果が既に示されているように、研究成果が出はじめている。 3.本年度、池田謙斎の史料が、酒井シヅに提供され、本研究チームの佐藤,岩崎,中山,吉田,矢部などがその整理に協力、最近その整理も終り、本研究チームにもその史料の利用が許されることになり、内容検討中である。 4.矢部,蔵方,佐藤達策たちは、幕末から明治初期にかけての生理学書の調査を行ない、その年表的整理が終り、内容検討中である。鈴木は、矢田部良吉関係の調査研究を進めている。 5.本年度研究の一部を示したが、各自の研究は、毎月の研究報告会で、報告,討論を行なってきている。その中で、当初の我々のイメージが確認されるとともに、新しく、その時代のプラス面も発見してきている。 6.この4月の会においては、最終年度の活動、まとめのための話合いを行ない、最終年度の活動の出発を行ない、できるだけ充実した最終報告を行う方向に向うつもりである。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 矢部一郎: 立正大学教養部紀要. 20. 106-111 (1987)
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[Publications] 鎌谷親善: 化学史研究. 35. 49-71 (1986)
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[Publications] 鈴木善次: 生物学史研究. 48. 7-13 (1986)
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[Publications] 吉田忠: 東北大学日本文化研究所研究報告. 23. 117-150 (1987)
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[Publications] 原正敏: 設計製図. 21. 168-176 (1986)
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[Publications] 岡田袈裟男: 国文学解釈と鑑賞. 51. 129-134 (1986)
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[Publications] 佐藤昌介: "渡辺崋山" 吉川弘文館, 345 (1986)
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[Publications] 杉本勲: "幕末軍事技術の軌跡-佐賀藩史料『松乃落葉』-" 思文閣出版, 486 (1987)