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1986 Fiscal Year Annual Research Report

神経ペプチドの中枢神経作用と神経・内分泌疾患への臨床応用の研究

Research Project

Project/Area Number 60304060
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

井村 裕夫  京大, 医学部, 教授 (10025570)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 譲  京都大学, 医学部, 講師 (90030965)
中村 重信  京都大学, 医学部, 助教授 (30026843)
満間 昭典  愛知医科大学, 教授 (00111857)
高橋 昭  名古屋大学, 医学部, 教授 (30022784)
鎮目 和夫  東京女子医科大, 学, 教授 (40075156)
Keywords視床下部 / TRH / VIP / CRH / GHRH / バソプレッシン / 神経疾患
Research Abstract

神経ペプチドの内分泌及び神経系への影響について、ヒト及び動物で研究を行った。ヒト末梢血中GHRHの由来について、種々の視床下部機能検査の際の血中レベルを測定することにより検討し、GHRHが視床下部と消化管の両者から由来することを明らかにした。またCRHの脳室内投与は交感神経系を賦活すること、神経性食欲不振症では脳脊髄液中CRHは上昇し、CRHの過剰がACTH分泌亢進,食欲の低下などの症状を来たしている可能性があることを明らかにした。また新しいペプチド,CGRPは視床下部からのソマトスタチン分泌を著明に促進し、胃液分泌を抑制することを認めた。またVIPとPHIはともにセロトニンによるプロラクチン分泌の際のreleasing factorとして働くことを、ラットにおいて証明した。
更にneurotensin,gastrin-releasing peptide,TRH誘導体DN-1 417の脳室内投与は、ドーパミンの放出によってプロラクチン分泌を抑制することを明らかにした。また膀胱のVIPについて検討し、除神経により著明に減少すること、L-threo-DOPSによって増加し、reserpineなどで減少することを認めた。神経疾患と神経ペプチドの関係については、筋萎縮性側索硬化症の脊髄でTRHが減少していること、脊髄小脳変性症では小脳皮質オリーブ核でTRHが減少していることを認めた。またアルツハイマー型痴呆脳や血管性痴呆脳ゴバソプレッシン濃度の低下している例が多かったが、cck-8や Metenkephalin濃度には有意差を認めなかった。また新たに見出したタヒキニンA及びBの測定系を確立し、P物質と関連して脳内濃度を測定した。またサルに片側舞踏運動を作ることに成功したが、ペプチド含量には有意差を認めなかった。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] Kanazawa,I.: Neuroscience Research. 2. 111-120 (1984)

  • [Publications] Fujiyoshi,K.: J.Neurol.232. 11 (1985)

  • [Publications] Chinara,K.: J.Clin.Endocrinol.Metab.62. 466-473 (1986)

  • [Publications] Hotta,M.: J.Clin.Endocrinol.Metab.62. 319-324 (1986)

  • [Publications] Kabayama,Y.: Brain Res.372. 394-399 (1986)

  • [Publications] Mitsuma,T.: Am.J.Med.Sci.29. 164-167 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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