1985 Fiscal Year Annual Research Report
東京大学史科編纂所所蔵の影写本収載古文書検索システムの開発
Project/Area Number |
60410006
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
笠松 宏至 東京大学, 史編, 教授 (80013259)
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Keywords | 古文書 / 影写本 / データベース / ネットワーク / 検索 / 索引 |
Research Abstract |
本研究が目的とする、東京大学史料編纂所々蔵の影写本に収載される古文書群の検索システムの開発と、それに基づくデータベースの構築は、以下のとおり進行中である。 1.入力原票(ワークシート)の設計と記入要項等の決定 古文書学の研究成果に基づき、入力原票の形式を検討し、これを大量に印刷するとともに、原票の記入要項と、高速検索のためのキーワード切出要項を作成した。 2.機器の導入と所内ネットワーク機器の設置 昨年12月に機器本体及びネットワーク関係機器の設置を完了した。 3.システム開発 (1)古文書検索システムの開発:古文書群の多様な検索を実現するための、画面入力・複合条件検索・検索結果出力・検索用キーファイル保守の各プログラムの開発及びテスト・ランを1月末までに終了し、現在本システムを稼働中である。 (2)史料集索引編成システムの開発:古文書検索システムを補完するための索引編成システムを1月末に完成させ、古文書検索システムと併行して稼働中である。 (3)漢字データ入力の支援システムの開発と稼働 (4)ネットワークによる分散情報処理システムの開発と稼働 4.入力原票の記入作業 東寺・東大寺・醍醐寺・大徳寺・本願寺等、山城・大和の大寺院所蔵にかかる大量の古文書群を対象に、入力原票の作成に着手し現在記入済の入力原票の数は12000枚に及ぶ。 5.データの入力作業 システムの完成後、直ちに入力作業に着手したが、現在は数百点の入力に止まる。
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