1985 Fiscal Year Annual Research Report
人体を目標とするH⌒-ATPaseの遺伝子構造と機能の研究
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60440032
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
香川 靖雄 自治医科大学, 医, 教授 (30048962)
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Keywords | ATP synthase / human gene / thermophilic ATP ase / proton translocation / signal peptide |
Research Abstract |
1.人体の【H^+】ATPaseのβサブユニット遺伝子のクローニングが達成された。すなわち、発現ベクターλgt11に人体細胞HelaのcDNAライブラリーを結合させたものを発現させ、抗【F_1】ボリクローナル抗体と[【^(125)I】]プロテインAで検出し150万個のプラークより2個を得た。 2.人体の【H^+】ATPaseのgenomicライブラリーからクローニングが成功した。プローブとしては、すでに単離された人体cDNAの【H^+】ATPasegenoを用いた。単一オペロンを形成している原核生物の場合と異なり、多くのintronを含み、これを決定しなければならなかった。 3.人体の【H^+】ATPaseのcDNAのRestriction Mapを作り、さらにKilosequence法でその一次構造を決定した。人体【H^+】ATPaseそのものも、人の心筋から精製して構造決定の補助とした。βサブユニットについてはすでに一次構造が決定され国際会議で発表された。 4.これと平行して現在シークエンス中の好熱菌【H^+】-ATPaseの一次構造も決定された。サブユニット中、βとεが先ず決定された。 5.好熱菌【H^+】ATPaseは、三弗化酢酸で高次構造を破壊したのち、高速液体クロマトグラフによってサブユニットを分け、その後再構成を行ない多種類の機能の発現を明らかにした。 6.【H^+】ATPaseの機能をISFET等最新のエレクトロニクス機器を導入して解析をはじめた。特に、【H^+】ATPaseを人工リン脂質平面膜に埋め込み、そのATPによる電流変化を実測して3【H^+】輸送/ATP比を決定した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] J.Biological Chem.259-5. (1984)
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[Publications] J.Biological Chem.259-17. (1984)
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[Publications] FEBS Letter. 186-1. (1985)
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[Publications] EMBO.J.4-8. (1985)
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[Publications] J Biochem.99-1. (1986)