1986 Fiscal Year Annual Research Report
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60440099
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| Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
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Principal Investigator |
近藤 潤子 聖路加看大, 看護学部, 教授 (00054578)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川井 尚 東京都精神医学総合研究所, 研究員 (70142164)
山本 あい子 聖路加看護大学, 母性看護学, 講師 (80182608)
石井 ひとみ 聖路加看護大学, 母性看護学, 助手 (40168175)
岩澤 和子 聖路加看護大学, 母性看護学, 講師 (80176544)
堀内 成子 聖路加看護大学, 母性看護学, 講師 (70157056)
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| Keywords | 妊産褥期-睡眠脳波 / REM期の判定 / 睡眠の知覚 |
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| Research Abstract |
妊娠末期から産褥早期にいたる妊産婦の睡眠サイクルの推移を、MEを用いて観察し、睡眠に関する本人の知覚や妊産婦の心理との関係を明らかにすることを目的として研究を継続している。
昭和61年度の進行状況は以下の通りである。
1.パイロット研究として、睡眠脳波入力装置を用いて、2例の妊婦について夜間の睡眠脳波の予備調査を実施した。妊娠中の家庭における連続夜間睡眠脳波測定上の問題点を把握し、データ処理装置のプログラムや、脳波用電極等の一部を修正し、調整を行った。
2.文献検索の結果、妊娠末期から産褥早期における睡眠サイクルの変化として、とくに睡眠段階4期およびREM期の変化に対する知見が得られた。一方非妊女性の性周期に伴う睡眠サイクルの変化については、動物実験によるホルモンとの関連性が指摘されているのみであった。本研究においては基礎データとして、非妊女性の睡眠データを現在収集中である。
3.睡眠に関する知覚の調査票については、Maternity Cycleの内分泌による心身の変化を影響要因とし、睡眠の質として、入眠の難易度・時間の長さ・深さ・中断現象・起床時の気分・睡眠変化の知覚を主軸とした。睡眠脳波測定対象者にこの調査票を用いるほかに、妊婦全般の傾向を把握するための、知覚調査も進行中である。
4.妊婦用文章完成型心理テストの実施は、有用であることが予備調査で判明した。
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