1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60460223
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
須藤 滋 京大, 国立大学(その他), 助教授 (50142302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水内 亨 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助手 (20135619)
近藤 克己 京都大学, ヘリオトロン核融合センター, 助手 (30026314)
佐藤 元康 京都大学, ヘリオトロン核融合センター, 助教授 (60115855)
本島 修 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助教授 (60109056)
森本 茂行 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助教授 (20026248)
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Keywords | マルチペレットインジェクター / プラズマ / ガスガン方式 / 遠心力方式 |
Research Abstract |
ガスガン方式によるマルチペレットインジェクターは既にテストスタンドにおいて稼動中であるが、温度制御・ガス制御等調整点が多く又液体ヘリウムを大量に消費する等の問題点があったのでこれらの改善を行う為に各種の改良を試みた。ペレット生成部のノズルの大きさ形状の改良,高速電磁弁の高速化,液体ヘリウム配管系の出口に真空ポンプを使用して減圧モードでの液体ヘリウムの供給等により、改善に成功したが、現在までの所、連続5ショットが限界でこれを更に改良すべく検討している。この連続ペレット打出し時のペレット像の観測の為に高繰り返しトリガーシステムと高速フラッシュランプ及びビデオカメラにより連続的にペレット像を記録することに原理的に成功した。又、シングルペレットのプラズマ入射中のアブレーションを時々刻々像として捕えることに成功し、解析結果はプラズマ中のペレットの振舞について重要な情報をもたらすことがわかった。このアブレーションに関する情報はマルチペレット入射のシミュレーション等に貴重なものとなった。以上の様な本年の活動の為、遠心力方式については設計図を完成するまで到達したが、具体的な制作までは入れなかった。遠心力方式の今後の進め方に関してはガスガン方式の進展具合とも関連している。予算的に可能であれば制作する価値は十分あると考えている。今年度の一つの問題点はペレット入射装置の制御系がノイズに弱いことであった。これは正常なペレット生成やペレット打出しに対して危険であるので、制御系をシールドボックス内に入れノイズを抑制することにした。
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