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1986 Fiscal Year Annual Research Report

X線高感受性細胞の性状解析とその高感受性を支配する遺伝子の単離

Research Project

Project/Area Number 60480504
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

酒井 一夫  東大, 医学部, 助手 (40153837)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安田 秀世  金沢大学, 薬学部, 助教授 (40111554)
鈴木 紀夫  東京大学, 医学部(医), 教授 (10010050)
Keywordsアタキシア細胞 / AT細胞 / X線感受性 / 融合細胞 / 遺伝子導入
Research Abstract

本研究の最終目的はヒトにおける放射線高感受性遺伝子の単離、解析であるが、そのための材料となるヒトX線高感受性変異細胞の分離の試みがいまだ成功していない。このため、マウスあるいはハムスター細胞を用いて、遺伝子導入条件の検討およびヒトDNA導入による形質転換を行ない予備的な結果が得られている。
またこれとは別に計画の一部を修正してX線高感受性遺伝病として知られている毛細血管拡張性運動失調症(Ataxia telangiectasia)患者由来の細胞(AT細胞)を材料の一つに採用することにした。AT細胞とハムスター細胞を融合し、この融合細胞のX線感受性について検討することにより、AT細胞の高感受性の原因を探ろうというものである。
AT細胞としてはSV40でトランスフォームしたTAT-5を、対照となる正常細胞としてはこれもSV40でトランスフォームした培養皮膚細胞GM637を用いた。融合させるハムスター細胞にはHGPRT欠損(6-チオグアニン耐性)のV79細胞を用いた。
ヒト細胞とV79細胞を50%ポリエチレングリコール4000存在下で融合し、HATおよび1μMウアバイン含有培地で成育させることにより融合細胞を選択した。この融合細胞のX線感受性を調べ、融合細胞がV79親株よりも感受性が高ければ、AT細胞がX線感受性に関し優性の遺伝子を含むことになるので、これを材料として高感受性を司どる遺伝子を単離しようとする試みである。現在、融合細胞の分離および、性状解析を続行中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Sakai: J.Radiation Research. (1987)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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