1986 Fiscal Year Annual Research Report
育児不安の実態と地域の育児機能向上の援助体制-相談,健診,療育の体制樹立をめざし
Project/Area Number |
60510142
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Research Institution | Nayoro City University |
Principal Investigator |
小出 まみ 名寄女短, その他, 教授 (50153458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 義和 市立名寄女子短大, 家政科・児童専攻, 助教授
木村 純 市立名寄女子短大, 家政科・家政専攻, 助教授
清野 茂 市立名寄女子短大, 家政科・児童専攻, 助教授
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Keywords | 子育て実態調査 / 育児不安 / 母子保健 / 早期発見 / 早期療育 |
Research Abstract |
科研費助成の第二年度にあたるこの一年間の本グルーブの研究は、前年度の基本文献の学習と予備調査をふまえて、育児実態の本調査票の作成と、その実施にあてられた。 1 調査票の作成ー道北の育児実態を明らかにするためにー調査項目の中に、全国的な関連先行研究との比較を可能にする内容と、北海道あるいは道北地域の子育ての特徴を把握するための設問とを、同時に盛りこむべく討論を重ね、調査票を作成した。 2 1歳半健診,3歳健診における調査実施 名寄市の母子保健行政の関係者の理解と協力を得て、毎月の二つの健診時に調査票の配布ないし回収を行ない、秋ー冬間の資料を得た。 3 育児を援助するネットワークについて継続調査 前年度に引き続き、分担者各自の関心を中心に、道北の地域の生活実態に即して、子育てのための諸要求を知るため、聴き取り及び資料収集を行なった。それぞれの得た知見は最終年度の「援助体制樹立 の立論の中でいかされよう。 本研究の最終年度となる62年度の課題は以下のようである。 1 春ー夏期間の育児実態調査の続行 2 調査の集計と分析 3 地域の育児機能を向上させる援助体制のネットワークの樹立について全分担者による討論・学習と提言づくり 4 報告書作成
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