1985 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60850028
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Research Institution | Asahikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
秋山 俊彦 旭川工業高専, その他, 教授 (00001983)
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Keywords | 自由曲面 / 3次元曲面 / 創成加工 / Coonsパッチ / 3次スプライン |
Research Abstract |
昭和60年度の研究実績概要は以下の通りである。 1.点群データ形式による曲面の形状記述システムの開発 自由曲面を含む3次元曲面形状の記述方法として、要求形状の任意断面における2次元的な輪郭曲線形状をタブレット、ディジタイザによる点列データによって補間し、これらの補間曲線群に各種変換(回転変換、平行移動、スプライン補間)を施すことによって迅速、簡便に曲面形状記述のできるシステムの開発を行った。 2.言語形式による曲面の形状記述システムの開発 本システムでは、要求加工面形状をCoonsパッチを用いて記述することを基本としている。従って、1つのパッチを囲む4つの境界曲線を定義することができれば曲面形状が定義できたこととなる。今年度は、この境界曲線を定義するため、以下の2種類の方法を開発した。 (1).2次元平面で平面曲線を定義し、座標変換マトリックスによって、これを3次元空間に配置する。 (2).3次元曲線として定義する。 いずれの方法においても、基本形状は、点、直線、円、3次スプライン曲線であり、これらの形状の接続を定義する文により、曲面を定義することが可能となった。なお、円弧の定義には2次/2次有理式曲線による定義方法を採用した。 3.SNCシステムのMULTI-16への組み込み 自由曲面創成加工用SNCシステムをマイクロコンピュータMULTI-16に組み込み中、このシステムのグラフィック・ライブラリがタブレットの入力ハンドラをサポートしていないことがわかり、急きょ、これを開発し、曲面形状データ作成のためのメイン・プロセッサの組み込みがほぼ完了した。
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