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1986 Fiscal Year Annual Research Report

組織培養によるメロン優良系統の増殖技術の実用化

Research Project

Project/Area Number 60860005
Research InstitutionFukui Prefectural College

Principal Investigator

大城 閑  福井県短, その他, 助教授 (20115801)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮島 大一郎  福井県立短大, 農学科, 助手 (40157649)
勝田 英郎  福井県立短大, 農学科, 助手
松山 松夫  福井県農業試験場, 坂井丘陵畑作研究室, 主任研究員
森 義夫  福井県立短大, 農学科, 講師 (50174389)
奈須田 和彦  福井県立短大, 農学科, 教授 (20172570)
Keywordsメロン / 育種 / 組織培養 / 大量増殖
Research Abstract

1.品種の選抜 マクワ系メロン×ネットメロンの交配により比較的ネットの出現が良好で、糖度が高いものが得られたので、62年度の作付のために培養に供した。しかし全般的にこの組み合わせでは優良なものが得られないので秋作において再度ネットメロンを戻し交配して採種し、62年度春作用に育苗中である。ネットメロン同志の交配においては、2系統を選抜した。
2.組織培養による増殖 初代および継代培養の条件はほぼ確立できた。しかし品種間にかなり苗条分化能力の差があり、特にマクワ系の品種が交配されると分化能は高くなる傾向にあった。62年度ではこの点を更に詳細に検討しその結果を育種プログラムに取り入れる予定である。得られた苗条からの発根条件が不良のため、培地固形材等について検討した。ジェルライド及び液体培地で湿らせたロックウールに移植すると根長・根数がともに優れていた。しかし試験管より出した直後からおう盛な生育を期待するなら、未発根の苗条をカボチャ台に接木するのが良いことがわかった。
3.試作結果 水耕で生育調査を行ったところ、組織培養苗は対照の【F_1】品種に比較して生育が不揃いになりやすいことがわかった。これは発根不良によるものと考えられる。春作において県内2ケ所で試作を行った。発根が不充分であったため初期生育が遅れ葉面積が小さくなり、果実重、糖度は母本よりも劣った。しかし形態的異状は全くみられず、得られた果実のネット発現も優良であった。さらに、対照として隣接して栽培した種苗会社発表の【F_1】品種がつる枯病で全個体枯死したのに対し、組織培養株は全く罹病しなかった。秋作においてはカボチャに接木した苗をつる枯病汚染圃場で試作した。対照とした【F_1】品種が収穫までに全て枯死したのに対し、組織培養苗はおう盛な生育を示し、良質な果実が得られた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Ohki,S.;Nasuda,K.;Mori,Y.;Katsuta,H.;Miyajima,D.: Abstracts of 【VI】 Int.Cong.Plt.Tissue & Cell Cult.225 (1986)

  • [Publications] 森義夫,勝田英郎,奈須田和彦,大城閑: 福井県立短期大学研究紀要. 12. 27-31 (1987)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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