1986 Fiscal Year Annual Research Report
〔教育工学的教授方法のKnowhow集〕の作製に関する研究
Project/Area Number |
61302086
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
末武 国弘 神奈川大, 工学部, 教授 (40016241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
園屋 高志 鹿児島女子大学, 文学部, 助教授 (30016696)
森 真作 慶応大学, 理工学部, 教授 (00051269)
清水 康敬 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (10016561)
坂元 昂 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)
宇都宮 敏男 東京理科大学, 理工学部, 教授 (10010620)
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Keywords | 教授方法の改善方法 / 視聴覚技法 / デモンストレィション / 受講環境 / 教授方法の評価 / 文章パタンの構成法 / 板書の仕方 / 教育工学的Cue / 並行投影型:視聴覚教室の設計 / 実験実習の指導法 / CAIプログラム |
Research Abstract |
[研究目的]周知のように、現在、大学の当面している重要課題の一つに18才人口(入学希望者)の急増問題があり、これが昭和67年まで増え続け、その後は減少の傾向となる。文部省ではそのための臨時措置として大学設置基準の緩和、期間を付した入学定員の増加などの諸方策を打ち出している。しかし、その実行は、ほとんどが私学に頼らざるを得ない状況にある。そこで、大学教員の方々に、例えば、講義の改善法を具体的にかつ理論的に納得して頂くために、これに関する[各種のKnow-howを集大成して、頒布すること]を本研究の目的とする。 [具体的方法]上記の問題を教育工学的に解決するため、先ず、各大学に於いて、現在行なわれている[良い教授方法]を調査して収集すると共に、それを基にして、さらに良い方法を提案して、[教授方法の改善方法]をとりまとめる。次に、以上の結果を、[教育工学の研究者]と共に、さらにより良い改善案に練り上げ、[Know-how集]を制作頒布する。[本年度の成果]*[Know-how集]の構成方法が纒まった。 *今までに得られた成果を次に示す。[1]講義中に用いる[教育工学的Cue]のパンフレットができ上がった。[2]CAIプログラム:[トランジスタ回路]、及び、これに併用する[テキストブック]が完成した。[3]CAIプログラム:[ベーシックプログラム]が完成した。[4]情報処理教育用視聴覚教室のデザインが完成した。(これは、2台の大型ビデオプロジェクタを使用して教員にとって使い易く、学生にとって分かりやすい講義が展開できる教室で、[並行比較投影法式]の原理に基づいて設計されている。)[5]学生にとって見やすく読みやすい[板書の仕方、OHP用トラペンの書き方、CAIの表示法]として、[感覚型]と名付ける[文章パタンの構成法]が明かになった。
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[Publications] 末武国弘,他: 電子通信学会教育研究会. ET85-4. 101-106 (1985)
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[Publications] 末武国弘,他: 電気通信学会教育技術研究会. ET86-2. (1986)
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[Publications] 末武国弘,他: 電気通信学会教育技術研究会. ET86-7. (1986)
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[Publications] 末武国弘,他: 電気通信学会教育技術研究会. ET86-11. (1987)
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[Publications] 末武国弘,他: 電気通信学会教育技術研究会. ET86-11. (1987)
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[Publications] Kunihiro Suetake: ICDE Tokyo Conference. (1986)