1986 Fiscal Year Annual Research Report
日本の第四紀層の層序区分とその国際対比に関する研究
Project/Area Number |
61304012
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
市原 実 阪市大, 理学部, 教授 (20046775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸魚川 淳二 名古屋大学, 理学部, 教授 (90022566)
熊井 久雄 信州大学, 理学部, 助教授 (40020680)
鈴木 正男 立教大学, 一般教育部, 助教授 (10062655)
鈴木 敬治 福島大学, 教育学部, 教授 (80007301)
亀井 節夫 京都大学, 理学部, 教授 (60025228)
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Keywords | 日本 / 第四紀層序 / 層序区分 / 国際対比 / アジア・太平洋地域 / 国際コロキウム |
Research Abstract |
1.日本を北海道,東北,関東,中部,近畿,中国・四国,九州・琉球の7つの地域にわけ、各地域ごとに第四紀層の標準層序を設定し、それぞれの標準層序について、生層序・古地磁気層序・放射年代などのデータのとりまとめをおこなった。 2.上記のとりまとめにもとづいて、各地域の標準層序を、国際的な区分基準にしたがって、下部更新統・中部更新統・上部更新統・完新統に4区分することをこころみた。第四紀層のこのような4区分は、国内対比・国際対比を可能にする。 3.日本の海成第四紀層と陸成第四紀層の対比については、まだ研究者間で意見が一致せず、更に検討が必要である。 4.日本の第四紀層とアジア・太平洋地域の第四紀層を対比し、第四紀についての国際協同研究を推進するために、1986年10月に大阪にて第1回アジア・太平洋地域第四紀層序国際コロキウム(組織委員長・市原実)を開催した。このコロキウムには、国外からはソ連・中国・タイ・マレーシア・インドネシア・ニュージーランドから13名の研究者、国内からは本総研の代表・分担研究者ほか約40名が參加した。 5.上記の国際コロキウムの成果は、Proceedingsとして1987年に公表の予定である。 6.1987年4月に日本地質学会大会(大阪)のシンポジウムとして、本総研の企画による"日本の第四紀層の層序区分とその国際対比"討論会が開催される。同討論会での発表と討論結果にもとづいて、本総研の昭和62年度(1987年度)の研究計画を定める。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 第1回アジア・太平洋地域第四紀層序国際コロキウム組織委員会-委員長・市原実-編(Ed.by the Organizing Committee of APQS): "Programs and Abstracts of the First International Colloquium on Quaternary Stratigraphy of Asia and Pacific Area" 土倉株式会社・京都(Dogura CO.,Kyoto), 82 (1986)
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[Publications] 市原実編,Ed.by Minoru ITIHARA: "Proceedings of the First International Colloquium on Quaternary Stratigraphy of Asia and Pacific Area" 土倉株式会社・京都(Dogura Co.,Kyoto), 300 (1987)