効果的看護リーダーシップ育成の大学教育モデル開発に関する研究

1988 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 61304059
• Research Institution: ST.LUKE'S COLLEGE OF NURSING
• Principal Investigator: 荒井 蝶子 聖路加看護大学, 看護学科, 教授 (40085337)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 高木 廣文 聖路加看護大学, 看護学科, 助教授 (80150655) ; 南 裕子 聖路加看護大学, 看護学科, 教授 (70094753) ; 山崎 智子 高知女子大学, 家政学部看護学科, 教授 (80094754) ; 草刈 淳子 千葉大学, 看護学部看護実践研究指導センター看護管理研究, 助教授 (70114270) ; 松岡 淳夫 千葉大学, 看護学部・看護実践研究指導センター、看護管理, 教授 (20009749)
• Keywords: 看護リーダーシップ / 専門職看護機能 / 専門職看護判断力 / 問題解決能力 / 看護管理能力 / 看護リーダーシップ教育 / 看護人材育成 / 看護リーダーシップ育成モデル

Research Abstract

1.看護職において将来指導的役割をとり、リーダーシップを発揮する人材育成を大学基礎課程に系統的にとり入れプログラム化する上に有用な文献図書を国会図書館JAPAN-MARCよりリストアップした。教科内容例教育方法についても資料を得分類分析を行い、看護リーダーシップ育成の教育モデル作成のための参考資料はほぼ整備された。当初の計画であったオンライン化に向けての準備はJ-BISCが市場で入手可能となったので変更し、今回は得たリストを付録として報告書に付すことにした。国外の諸文献も同様に得たもののリストを付録に加えた。
2.看護判断力、リーダーシップスキル、専門職機能遂行のための能力育成の推進のため、全国に働く看護大学卒業者より得た調査資料の分析を更にすすめた。今回の調査対象者の示したリーダーシップスタイル等と過去に行った研究(文部省科学研究総合(A)昭和57年58年度57370037)と比較可能部分を検討しかなりの知見を得た。研究分担者との合議の結果と合せ、看護リーダーシップ育成のための教育モデルの提示が極めて重要であるとし、その作成を行った。現行の教育内容や教育方法を修正し新しいものを導入するに際しては多くの問題が予測出来る。論議の余地に残されたものも多く解決すべき事項の確認がされた。
3.将来にわたって専門職看護者として指導的役割をもちリーダーシップを発揮したゆく人材を獲得し育成してゆくにあたり、調査から得た結果の資料に加え研究分担者の意向もまとめた。今後は国家レベルのマンパワー確保の政策に対して、抜本的な発想と計画的な政策の継続が極めて重要な鍵を占めるであめうことが予測される。
4.以上の内容について研究分担者がそれぞれ分担し文章化したものと研究代表者において取りまとめとものと、全体を統合し印刷し看護系大学等の外関係諸機関に配布する一方、機会あるごとに提唱してゆく。