1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61304067
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
饗場 弘二 筑大, 化学系, 助教授 (20025662)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
半田 宏 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (80107432)
石井 俊輔 理化学研究所, 研究員 (00124785)
大島 靖美 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (90037606)
水本 清久 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (80092344)
中村 義一 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (40114590)
|
Keywords | 転写開始調節 / 転写終結調節 / DNA複製調節 / スプライシング調節 / 調節タンパク質 / 核酸調節配列 / 分子デザイン |
Research Abstract |
1.大腸菌シグマ32会合型RNAポリメラーゼを精製し、プロモーター選択能などを解析した。シグマ抗体と反対するペプチド数種を同定した。 2.合成DNA配列を用い、大腸菌CAMP受容タンパク質により転与が抑制または促進される人為的調節系をつくることに成功した。 3.核抽出液などを用い、ヒトHarvey rasプロトオンコジーンおよびアデノウィルスE4プロモーター領域の制御配列を明らかにした。 4.δ-グリスタリン遺伝子の発現の組織特異性が調節モジュールの組合せで生まれることを明らかにした。 5.大腸菌転写終結因子PおよびNusAの変異株および変異タンパク質を単離し、遺伝学的・生化学的解析を行った。NusAがRNA上の特異的シグナルと結合することを証明した。 6.ColEZの複製開始部位が、複製開始機能をもつ領域と共存プラスミド排除機能をもつ領域とから構成されていることがわかった。7.大腸菌の複製終結能を有するDNA断片の簡便なアッセイ法を確立した。 8.枯草菌の複製開始領域のシグナルを明らかにした。 9.キャッビング酵素がmRNAグアニル酸転移酵素とRNA5'トリホスファターゼ両活性からなることを見い出した。 10.染色体ライブラリークローンワーティング法を開発した。 11.Sec Yが表層タンパク質の膜透過に必須の役割を持つ膜内在性タンパク質をコードしていることを明らかにした。 12.【H_2】la細胞抽出液のUiリッチsnRNP分画ガスプライシング部位のシグナルを認識することを示した。 13.マクスミエリン塩基性タンパク質遺伝子全域をふくむコスミドクローンを分離した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] Hirogi Aiba: Adv.Biophys.21. 193-204 (1986)
-
[Publications] S.Ishii: Science. 232. 1410-1413 (1986)
-
[Publications] EMBO.J: K.Ito. in press.
-
[Publications] Y.Oshima: Nucl.Acids REs.14. 3045-3057 (1986)
-
[Publications] H.Kondoh: Cell Differentiation. 19. 151-160 (1986)
-
[Publications] K.Shigesada: J.Bacteriol.166. 945-948 (1985)