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1986 Fiscal Year Annual Research Report

高収率反跳核分析器と稀少生成核の研究

Research Project

Project/Area Number 61420006
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

野村 亨  東大, 原子核研究所, 教授 (60087393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大川 彰一  東京大学, 原子核研究所, 助手 (90013432)
久保野 茂  東京大学, 原子核研究所, 助手 (20126048)
田中 雅彦  東京大学, 原子核研究所, 助手 (20013435)
安江 正治  東京大学, 原子核研究所, 助手 (80013423)
川上 宏金  東京大学, 原子核研究所, 助手 (50013412)
Keywords気体充填型分析器 / 稀少生成核 / IGISOL / クリスタルボール
Research Abstract

今年度は、気体充填型反跳核分析器(GARIS)とイオンガイド法によるオンライン同位体分離器(IGISOL)の性能テストと、分離した反跳核から放出される放射線の検出器クリスタルボール系のハードの部分を購入し、準備した。GARISについては、SFサイクロトロンからの重イオンを使って、充填ガス圧と、電荷の収集の様子,及び、反跳核の運動量分布,収集効率等の測定を行った。その結果、ガス圧を増加させると、反応で分散した電荷状態がきれいに一つのピークとして収集された。運動量分布は、圧力の増加と共に分解能が良くなり、最高で5%の運動量分解能を得た。この変化は、ある関数で再現出来た。このことは未知の反応についても最高分解能を予測出来ることを意味する。収集効率は10%であった。これらは、すべて設計値とほゞ一致した。IGISOLについては、これまで行われてきた軽イオンビームの代りに、重イオンビームを使って各種のテストを行い、充分重イオンでも使用出来る目途がついた。特に、重イオンビームでの懸念であったプラズマ効果による収集効率の低下については、定量的データの収集に成功した。以上の成果を、1986年夏、アメリカのロスアラモス国立研究所で行われた国際会議において口頭発表した。(この報告集はNuclear Instrument and Methods誌に発表予定)
検出器クリスタルボールについては、光電子増倍管,同高圧電源一式,電荷分布分析用のADC(QDC),検出器からの信号を収集するためのCAMAC電源クレート,同クレートコントローラー等を購入した。昭和62年度は、シンチレータを購入し、上記と合わせ、テストを行う予定である。また分析した反跳核からは、荷電粒子の放出確率もかなりあるので、それを検出するための半導体放射線検出素子も購入したので、そのテストもGARISのテストと共に行う予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] H.MIYATAKE: Nuclear Instruments and Methods. (1987)

  • [Publications] T.NOMURA: INS Report. 612. 1-13 (1986)

  • [Publications] K.MORITA: Nuclear Instruments and Methods. (1987)

  • [Publications] T.Nomura ed.J.Aysto etal.: Proc.Intern.Workshop on ion-guide based isotope separation,Konnevesi,Finland,1986,(Univ.Jyvaskyla). 14 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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