1988 Fiscal Year Annual Research Report
表面改質吸着剤を利用した多成分混合物の分離・精製に関する化学工学的研究
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61430023
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| Research Institution | Meiji University |
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Principal Investigator |
竹内 雍 明治大学, 工学部, 教授 (70061827)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 喬 山梨大学, 工学部, 教授 (60020385)
鈴木 義丈 明治大学, 工学部, 専任助手 (20163024)
古谷 英二 明治大学, 工学部, 専任講師 (90130830)
茅原 一之 明治大学, 工学部, 助教授 (80111566)
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| Keywords | 表面改質吸着剤 / 薬品添着炭 / 脱臭 / 細孔調整分子ふるいカーボン / 吸着樹脂 / イオン置換ハイドロキレアパタイト / 吸着分離 / CVD |
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| Research Abstract |
1)粒状活性炭へのアルカリ添着、粒状および繊維状活性炭のスルホン化によって得た試料の充埴層への通気により、空気中の悪臭成分(硫化水素、メチルメルカプタン、トリメチルアミン)の除去(酸性、塩基性ガスの同時除去)を試み、平衡と速度のデータを得て設計法を確立した。(竹内)
2)市販分子ふるいカーボンへのベンゼン熱分解生成池沈着(CVD)を流動層反応器にて行い、得られたミクロ孔調整品を用いて圧力スイング吸着装置で空気(窒素、酸素)分離を行った。分離性能向上のためのCVDおよび吸着操作の条件が沢定出来た。また、熱天秤法でゼオライトヘのテトラメトキシシランのCVDを行い、細孔調整と気体分離への適用を試みた。(茅子)
3)スチレンーージビニルベンゼン共重合体(樹脂)の表面改質の一つとして三級アミノ化を行い、それを用いてアミノ酸の分画を試みた。さらに高分子量の色素の分離への応用を試みた。(古谷)
4)種々の活性炭素繊維の充埴層により上水水源中にフミン質を除去し、破過曲線、漏出水中の有機物の挙動を明らかにした(竹内、鈴木義)
5)ハイドロキシアパタイトやよびそのリン酸基をスルホン基に置換したものを用して、二価の重金属イオン除去を試みた。交換平衡は直角型(不可逆平衡)で鉛、銅、カドミウムイオンの間に選択性がみられた。撹拌槽および固定層方式で得られた結果から、除去率、除去速度などの設計資料をまとめた。(鈴木喬、竹内、鈴木義丈)
以上のように、吸着剤の化学的改質の諸条件が得られ、改質吸着剤による脱臭、空気分離、溶液処理および水処理の設計資料をまとめることが出来た。以上により、本研究の所期の目的が達成されたものと考えられる。
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[Publications] 三宅通博、長山洋治、後藤敦、鈴木喬: 日本化学会誌. 1988. 635-639 (1988)
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[Publications] 谷沢善明、鈴木喬: 電気化学. 56ー1988. (864-869)
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[Publications] 竹内雍、新井啓哲、鈴木喬、鈴木義丈: Jouronal of Eng Japan. 22. (1989)
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[Publications] 鈴木基之、茅原一之: Water Research. 22. 627-633 (1988)
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[Publications] 茅原一之、松田秀行、左近淑人、鈴木基之、竹内雍: Carbon.
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[Publications] 竹内雍、水谷昌孝、池田浩: Journal of Chemical Eng.Japan. 22. (1989)
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[Publications] 猪狩俶将(監修)竹内雍ほか: "新しい消臭剤・工業用脱臭剤の開発と新製品化へのアプローチ18章添着活性炭による悪臭成分の除去" 技術情報協会, 480-( 6ページ) (1989)
