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1986 Fiscal Year Annual Research Report

地域社会と大学-いわゆる大学の「第3の機能」に関する実証的研究-

Research Project

Project/Area Number 61450024
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

萩原 敏朗  東北大, 教育学部, 助教授 (70004124)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂根 治美  東北大学, 教育学部, 助手 (40187026)
佐藤 直由  東北大学, 教育学部, 助手 (00125569)
田原 音和  東北大学, 教育学部, 教授 (30004104)
Keywords大学 / 地域社会 / 大学開放 / ユニバーシティ・エクステンション
Research Abstract

本研究プロジェクトは、大学の地域社会に対する諸種のサービスの在り方を大学の「第3の機能」という観点から明らかにするべく構想されている。61年度は、ほぼ計画にそったかたちで順調に研究スケジュールがすすんだが、とくにいま大きな曲がり角にさしかかっている「大学」の対社会的在り方を解明するには、「第3の機能」という観点からのアプローチが不可欠であるという当初のねらいがまちがっていなかったことが明らかになった。すなわち、各大学には各大学独自のさまざまな対社会的サービスを摸索しているうごきがとらえられたからである。それらをどのように理論的枠組に組み込み整理していくかが最大の課題である。したがって、本年度は、当初の計画どおり、各大学の地域社会への諸種のサービスの実態をとらえることに加えて「第3の機能」という点をきわだたしめるために、それと対照的に「研究機能」にも着目し、その現況を、「大学要覧」といった基礎的資料レベルではあるが、歴史的背景をもふくめてとらえることに鋭意努力した。さらに、来年度は、とくに大学の「教育機能」に着目し、それとの対比のうえで「第3の機能」の実態に分析のメスをいれていくつもりである。また、本年度は、各大学がよってたつ地域社会に対する調査を実施し、各地域社会に関する基本的統計資料等をもうら的に蒐集した。これらのデータの整理にあたってはコンピューターを駆使し、各データのリレイショナルな関連づけのうえ、分析枠組にとりこんで検討した。さらに、こんごプログラムを開発し、「研究機能」そして「第3の機能」としての「サービス」にかかわる質的データの処理もどんどんコンピューターにやらせていくつもりである。すなわち、蒐集データは、たんに蓄積するだけでなく、理論的枠組の範囲内という限定づきではあるが、相互に関連づけられ、かつシュミレートも可能なようにデータベース化をめざしたい。

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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