日本海地域における在日朝鮮人問題の歴史的・経済的研究

1987 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 61450075
• Research Institution: Shimane University
• Principal Investigator: 内藤 正中 島根大学, 法文学部, 教授 (90032416)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 山本 真一 島根大学, 教育学部, 助教授 (60108785) ; 北川 泉 島根大学, 農学部, 教授 (60032546) ; 保母 武彦 島根大学, 法文学部, 教授 (70127497) ; 木村 隆之 島根大学, 法文学部, 教授 (80108779) ; 岡崎 勝彦 島根大学, 法文学部, 教授 (50109245)
• Keywords: 在日韓国・朝鮮人 / 日本海地域 / 地域的人口移動 / 在日朝鮮人の職業 / 在日朝鮮人の生活 / 朝鮮人学校

Research Abstract

1, 在日朝鮮人の地域移動について, 昭和27年以降, 現在に至る期間の全国的動向について各種資料について各種資料を収集整理して, 府県別の特色を解明した. 島根県など日本海地域, 及び中国, 四国, 九州などの西日本の在住者の急減に対して, 首都圏, 近畿圏, 中京圏への集中, 職業分類では, 農林業の減少に対する商業, サービス業, 事務員, 医師等への進出がみられる.
2, 島根県内では, 戦後期に最多数が居住していた鹿足郡柿木村と, 現在において最多数が居住している美濃郡美都町を調査対象にして, 町役場資料と関係者の聞取調査によって, 時期的な推移を解明することができた.
3, 島根県内在住の韓国・朝鮮人に対する個別面接調査を継続して実施し, 特に一在の人たちから聞取りをすることができた.
4, 韓国居畄民用島根県本部, 朝鮮総駢島根県本部に調査協力を依頼して, 就業実態調査票を配布したが, 諸種の事情で回収は遅延している. 来年度において調査票を可能な限り回収することにしている.

Research Products

• [Publications] 内藤正中: 島根大学経済科学論集. 13. 1-21 (1988)
• [Publications] 内藤正中: 山陰地域研究(農山村). 4. 1-27 (1988)
• [Publications] 内藤正中: 郷土石見. 20. 1-12 (1988)