1986 Fiscal Year Annual Research Report
海外日本人学校を対象とした理科教材の教材化の方法論についての研究
Project/Area Number |
61450095
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 東京学芸大, 国立大学(その他), 助教授 (80143626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藍 尚禮 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90015537)
新藤 茂 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (90134767)
榊原 雄太郎 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014753)
岡本 敏雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60125094)
野田 一郎 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 助教授 (50133111)
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Keywords | 理科教育 / 教材開発 / 海外日本人学校 |
Research Abstract |
本年度は、1)海外の各地域に特有な教材の資料収集を実施し、教材化のプロセスを分析する事によって、教材開発の視点を抽出した。また、2)特に地学領域について実際に教材開発を行った。 前者の資料収集、教材化の分析については、 (1)海外日本人学校で開発された自作教材について、海外子女教育センターで発行している「在外教育施設の指導実践記録」およびセンターに送付されてくる日本人学校の報告書を中心に収集整備した。 (2)教材化の過程を明らかにするために、素材の選択や教材化について、海外日本人学校から帰国した教員との対話を行い、特徴を抽出した。 後者の教材開発の具体化については、 (3)海外日本人学校は自然的環境が異なるため学習困難な事項が多い。それ故、自然的環境の差異を考慮しながら、特に地学領域の教材開発を実施した。(早座早見盤の開発,月の教材開発等) (4)教材開発を実際に行うことにより、教材化の過程における視点や手続きを分析、検討した。 このように、資料収集や対話を通して教材化を分析するとともに、具体的に教材開発を通して教材化の過程を明らかにするといった2つの側面からアプローチした。今後、さらにこれらを踏まえて、教材開発の手法を開発する方法論を分析、検討していく。
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