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1986 Fiscal Year Annual Research Report

インジウムを用いた汎用ニュートリノ測定装置の開発研究

Research Project

Project/Area Number 61460020
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

長島 順清  阪大, 理学部, 教授 (90044768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 幅 淳二  大阪大学, 理学部, 助手 (60180923)
鈴木 洋一郎  大阪大学, 理学部, 助手 (70144425)
杉本 章二郎  大阪大学, 理学部, 助教授 (20044753)
Keywordsインジウム / 太陽ニュートリノ / インジウムリン半導体検出器 / インジウム入BGO
Research Abstract

今年度前半における理論的研究において、実際的なインジウムを用いた、ニュートリノ測定器を作る為には、以下のような条件が必要であることが明らかになった。(1)【10^6】程に分割できること、(2)インジウムが一様に検出器内に分布していること、(3)Zの高い物質をインジウムとともに用いること、(4)検出器内部の自然なバックグランドを少なくすること。これらの結果にもとづき、(a)インジウム入BGOの開発、(b)InP半導体検出器の開発研究を行なった。インジウムが重量比で3%含まれた1cm×1cm×5cmのBGOの単結晶を製作し、諸特性を測定した。通常のインジウムを含まないBGOに比べて、122KeV及び662KeVのj線に対して、パルス高でほぼ70%の出力が得られた。又、分解能は、662KeVのj線に対して、FWHMで50%である。しかしながら、透明度が悪く、ニュートリノ測定器として組み上げるには不十分であり、現在、結晶の成長速度を遅くするなどして、透明度を上げるように努力中である。InPのダイオードは、半導体検出器として使われたことがなく、まず、InPが半導体検出器として動作するかのテストから開始した。第一段階として、1mmφのInPダイオードを試作した。InPダイオードは、n型InPの基板に、高純度のInPを液相エピタキシャル成長させて作られた。ダイオードとしての特性は、測定されたが、現在、各種放射線に対する応答の測定準備をしている。
次年度においては、ひきつづき、インジウム入BGO及びInP半導体の開発研究を行なうとともに、インジウム入NaI等、新しい物質についてもテストを行なう予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 鈴木洋一郎: KEK Report. 86-7. 84-103 (1986)

  • [Publications] 鈴木洋一郎: KEK Report.

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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