1986 Fiscal Year Annual Research Report
超音波映像の画像処理による診断の定性化(リアルタイム画像処理法の開発と応用)
Project/Area Number |
61460223
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神田 重信 九大, 歯学部, 教授 (20014003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 邦弘 長崎大学, 歯学部, 助手 (10136509)
有地 栄一郎 九州大学, 歯学部, 助手 (00150459)
湯浅 賢治 九州大学, 歯学部, 助手 (40136510)
豊福 不可依 九州大学, 歯学部, 助手 (10117179)
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Keywords | 超音波 / 動画像 / ヒストグラム分析 / 頭頸部 |
Research Abstract |
本研究の目的は、これまで行ってきた超音波画像の、ある時刻での静止画像解析を発展させ、動画像を微小時間間隔(約150msec)で連続的にデイジタル化してコンピュータに取込み、より高度な分析を行う手法を確立すること、並びにその手法を診療における超音波装置に適用し、定性定量化された超音波映像の読像診断への寄与を検討することにある。初年度である61年度においては、超音波映像を連続的にマイコンに取込み、画像処理を行う為のリードウェア、及びソフトウェアの整備を行った。現在までに達成された項目は以下のとおりである。 1.ビデオテープに収録した超音波映像をA/D変換し、連続的にマイコンに取り込む為に必要なリードウェア、及びソフトウェアを開発した。 2.購入した磁気テープ装置をマイコンに接続し、多数の超音波映像を記録する為のソフトウェアを開発した。 3.磁気テープに記録した超音波映像をCT装置で読み出し、画像処理を行う為の手法を確立した。 4.ヒトの頭頸部皮下軟部の超音波走査により、正常組織の連続走査を行って得られた多数の連続フレームについてのヒストグラム分析を行った。 以上、ほぼ初期の目的を達成したので、62年度においてはこの方法を臨床例に適用し、診断への寄与を検討する予定である。
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