1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61470038
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 昌憲 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (30027859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 信男 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (60127165)
木村 良晴 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (10132276)
山田 武 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (60093358)
牧野 圭祐 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (50159141)
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Keywords | 高速液体クロマトグラテァー / ラベル化剤 / フエロセン誘導体 / 充填剤 / 示過求電子顕微鏡 / エネルギー分散型蛍菊X線分析法 / Kelex100 |
Research Abstract |
1.HPLC電気化学検出法におけるフエロセン誘導体ラベル化剤の効用については,概格検討を〓った. キヤリヤー液としてメタノール70%,水30%混合溶液を用いODS系逆相カラムを用いると電気化学的不活性なアミノ酸誘導体が分離検出できる. 誘導体化のプレカラム的反応に関しては反応条件等に関し,目的成分により詳細な検討が今後も必要である. 検出器として分光スペクトル(紫外)と電気化学法を直列的に連佶して, その得失を調べたところ,電気化学検出器の方がスペクトルが明瞭で,フエロセン誘導体化された目的物の定量にすぐれていることがわかった. 2 高速液体クロマトグラフ用のカラムを反応に応用し,たとえばアミン類に不活性で,試料や生成物に二次的クロマトグラフ的動果を示さない〓い充填剤を試作した, 特に内部構造を透過型電子顕微鏡で観察し,製造法による表面構造,内部構造の差を明らかにするとともに,いくつかの大孔径シリカゲル充填剤が,細孔径の異なる舶数の種類の粒子の混合物であることを見出した. この結果から化学結分型固定相の担体としてどのシリカゲルを選択するべきかの情報が得られた. 3.エネルギー分散型蛍光X体分析法の前処理法として長鎖アルキル基を含むキレート剤(Kelex100)を含むポリ塩化ビニル膜を用い,排水試料中のマンガン,コバルト,ニッケル,亜鉛の定量について検討した. 膜の組成としてKelex100を50%,フタル酸ジオクチルを25%含むものが特性が優れていた. pH7.5の試料100mlにこの膜を入れ,150分間振とう後,蒸溜水で洗浄し,乾燥後定量に用いた. 実試料について原子助光法による分析佶果と良い一致が見られた.
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[Publications] 山田武: 分析化学. 37. (1988)
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[Publications] N.TANAKA: J.of chromato graphy. (1988)
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[Publications] 山田悦: X線分析の進歩. 18. 149-155 (1987)
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[Publications] 牧野圭裕: "高速液体クロマトグラフィー,基礎と応用" 広川書店, (1988)