1986 Fiscal Year Annual Research Report
循環器系人工臓器用材料の生体適合化に関する多角的研究
Project/Area Number |
61480303
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
松田 武久 循病セ, その他, 研究員 (60142189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 泉 国立循環器病センター, 研究所実験治療開発部, 室員 (90153866)
林 良輔 国立循環器病センター, 研究所実験治療開発部, 室員 (00173047)
岩田 博夫 国立循環器病センター, 研究所人工臓器部医用材料研究室, 室員 (30160120)
新延 道夫 大阪大学, 蛋白質研究所機能制御部門, 助手 (80135748)
加藤 久雄 国立循環器病センター, 研究所脈管生理部血栓研究室, 室長 (80029959)
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Keywords | 生体適合性 / 凝固系 / 補体系 / 生体応答性 |
Research Abstract |
本年度は、材料と血液成分の相互作用をin vitroで詳細に検討した。血液の液液性生体防衛機構として凝固系及び補体系がある。前者の凝固系は研究代表者が過去に開発した螢光合成基質法で、後者の補体系は溶血補体価及びアナフィラトキシンのRIA定量によって活性化強度及びその経路を調べた。材料の性状との関連では、(1)疎水性表面は両生体系に対して不活性であった。(2)極性基は両系ともある程度活性化が進行する。(3)水酸基表面は凝固系は不活性であるが、逆に補体系にとっては強力な活性化表面である。以上のように、材性料状一生体系応答性の一般則が見い出された。
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