1986 Fiscal Year Annual Research Report
保育者養成に関する調査研究-幼稚園における教育内容との関連において-
Project/Area Number |
61510069
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Research Institution | Seitoku University Junior College |
Principal Investigator |
小杉 洋子 聖徳短, その他, 助教授 (30150840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
喜田 史郎 聖徳学園短期大学, 家政学科, 教授
田中 早苗 聖徳学園短期大学, 保育科, 助教授
佐藤 貴美子 聖徳学園短期大学, 保育科, 教授
都築 忠義 聖徳学園短期大学, 初等教育学科, 助教授
力富 敬子 聖徳学園短期大学, 初等教育学科, 助教授
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Keywords | 保育者養成 / 保育内容 / 六領域 / 「言語」 / 発語分析 / 児童観 / 認知分析 |
Research Abstract |
61年度の実施計画に伴う研究経過は以下の通りである。 1.「言語」担当教員に対する面接調査:先に実施した質問紙調査の結果明らかにされた、幼稚園での「言語」と小学校での「国語」との関連についての見解に基づき、「言語」担当の教員5名を選び、面接。この結果を、「言語」の意義、授業の有効性等の観点から分析中。 2.幼稚園における「言語」指導の分析:62年4月より行う追跡研究(特定の保育者を対象に、「言語」指導場面の観察、分析、および録画をみせる、討議する等のフィードバックを与えることによる変化の分析)のための予備研究(資料の収集、保育場面の分析、保育者との打合せ等)。 3.保育者の児童観と言語指導との関連の分析:保育行動に重要な影響を与えると思われる、保育者の児童観について、先に養成機関での教育効果の点から研究してきた。今回はこれを更に進めて質問紙調査法では把握しにくい、本音としての児童観をひき出すために、投影法を用いることにした。前研究で用いた信念体系に属する児童観(例えば「子どもは生れながらの天使である」等)を10項目選んで作画し、予備調査を実施し(保育科学生を対象)。この結果に基づき、絵の不備な点を修正中。 4.六領域の教科構造に関する認知の分析:東京都公立幼稚園135、私立幼稚園135、公立保育園130をランダム抽出し、質問紙を郵送.質問項目は、六領域の各領域を代表する千項目と、領域外の情緒的側面の4項目を加えた28項目.保育の課題として六領域で示されている保育内容がどう認知されているかを分析するために、各園の保育カリキュラムに携わっている保育者に、Qsort法に基づく相対的重要性を評定してもらった。目下、郵送による回答用紙を回収中、4月より集計、分析の予定。
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[Publications] 都築忠義: 日本保育学会第41回大会. (1988)
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[Publications] 小杉洋子: 日本保育学会第41回大会. (1988)
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[Publications] 力富敬子: 日本保育学会第41回大会. (1988)
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[Publications] 佐藤貴美子: 日本保育学会第41回大会. (1988)