1988 Fiscal Year Annual Research Report
化学プラントの異常時における運転支援システムの開発
Project/Area Number |
61550709
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松山 久義 九州大学, 工学部, 教授 (80011039)
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Keywords | 運転支援 / 異常診断 / 化学プラントの安全 |
Research Abstract |
化学プラントの異常時の作業標準書を電算化することを目的として、前年度までに確立した。(1)制限された単語および構文による運転操作の表現法。(2)作業標準書を表現するための知識ベース、データベース構造を用いて、アルデヒド法酢酸製造プロセスの酸化反応工程を対象とした異常時における運転支援システムのプロトタイプをパーソナル・コンピュータ上に作成した。 また、運転支援システムの作成作業を効率よく行なうために、運転支援システムに必要な知識・データを対話形式で入力するためのツールを開発した。このツールを用いることにより、知識・データの提供者が運転支援システムの機能・構造を意識する必要がなくなり、電子計算機に関する知識を全く持たないベテランのオペレーターから、知識・データの提供を受けることを可能にした。 さらに、対象として用いたアルデヒド法酢酸製造プロセスの酸化反応工程のシミュレーションをパーソナル・コンピュータ上に作成し、異常時の状態変化のシミュレーションを行って、運転支援システムを格納したパーソナル・コンピュータに測定されている変数の情報を伝送し、運転支援システムの動作を確認した。
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Research Products
(1 results)