1988 Fiscal Year Annual Research Report
重症呼吸不全に対するECCO_2Rを用いた呼吸補助システムの確立と適応に関する研究
Project/Area Number |
61570670
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大谷 正勝 大阪大学, 医学部第一外科, 助手 (90168980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 修和 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
松田 暉 大阪大学, 医学部第一外科, 講師 (00028614)
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Keywords | 呼吸不全 / 体外循環 / extracorporeal membrane oxygenation / 肺leukocyte sequestration |
Research Abstract |
ECCO_2Rにおける白血球活性化 体外循環においては異物と血液の接触により補体白血球系が活性化され, 活性化白血球は肺血管床にsequestrationを生じ組織障害をきたすことが指摘されている. ECCO_2Rにおいても同様の問題が考えられるので, 実験的ECCO_2Rにおいて肺leukosequestrationを中心に白血球動態を検討した. 更に白血球活性化を抑制するcAMP phosphodiesterase inhibitor(DN-9693)が白血球動態に与える影響を検討した. ECCO_2R早期に肺leukocyte sequestrationが生じ有意な白血球減少をきたした. 30分のECCO_2Rによって白血球数は約50%に減少した. DN-9693投与下のECCO_2Rでは肺leukosequestrationと白血球減少は認められず, DNー9693は肺血管床に対する白血球の作用を抑制する可能性が示された. (第88回日本外科学会総会発表予定)
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Research Products
(1 results)