1986 Fiscal Year Annual Research Report
歯周ポケット内嫌気性菌による生理活性アミン類の産生
Project/Area Number |
61570908
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
米田 栄吉 東北大, 歯学部, 講師 (80108547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 英昭 東北大学, 歯学部, 助手 (80168830)
庄司 茂 東北大学, 歯学部附属病院, 講師 (10142986)
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Keywords | 歯周ポケット / ポリアミン / 高速液体クロマトグラム |
Research Abstract |
ある種の細菌はアミノ酸脱炭酸酵素を有し、ヒスタミンやポリアミン類を産生することは知られている。歯周ポケット内には嫌気性微生物群が生息しているところから、本研究では歯周ポケット内からそれらのアミン類を検出することを目的とした。今年度の研究課題として、アミン類を同時に微量分析する方法の確立を目標に実施した。その結果の概要を報告する。 測定条件 装置:島津高速液体クロマトグラム、LC-6A カラム:日立Gel#3011C 移動相:0.4M K【H_2】【PO_4】 反応相(1)ホウ酸ナトリウム 38.1g,(2)O-Phthalaldehyde0.8g,(3)Brij35 1g,(4)2-merucaptoehnol 2ml,(5)NaOH 10g,(6)蒸留水 1l 流速:0.5ml/min カラム温度:60℃ 検出器:(1)島津 RF-540,(2)励起波長 340nm,(3)測定波長 435nm以上の条件を設定し、各アミンの混合液を分析した。その結果、プトレッシン,カダベリン,ヒスタミン,スペルミジン,スペルミンの順に単一ピークとして溶出した。リテンションタイムはそれぞれ8.1,9.6,10.7,12.7,23.5分であり、全てのアミンは30分以内に分析を終了することができた。また測定限界は1pmolの超微量のアミンを定量することができた。 なお、現在は歯周ポケット浸出液の採取とその処理法を検討中である。
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