中等教育と中等後教育との接続関係の実態・動向に関する総合的実証的研究-入学者決定方式、カリキュラム、進路指導-

1988 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 62301040
• Research Institution: National Institute for Educational Policy Research
• Principal Investigator: 手塚 武彦 国立教育研究所, 第5研究部, 部長 (50000039)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 有本 良彦 国立教育研究所, 第4研究部, 室長 (50000063) ; 石坂 和夫 国立教育研究所, 第4研究部, 室長 (20099906) ; 梅埜 国夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (00132689) ; 金子 忠史 国立教育研究所, 第1研究部, 室長 (80000058) ; 佐藤 秀夫 国立教育研究所, 第1研究部, 部長 (20000060)
• Keywords: 接続関係 / 中等教育 / 中等後教育 / 一般教養教育 / 職業・継続教育 / 入試制度 / 進路指導 / 教師教育

Research Abstract

1.教育内容研究班は、昨年実施した4年制大学の一般教養教育の編成や履修方法に関するデータの集計と分析を終え、さらに若干の大学で開設されている総合科目の分析、高等学校のカリキュラムとその履修状況についての資料の整理を行い、さらに一般教育科目に関する大学生・教員に対するアンケート調査の実施計画について準備を進めた。
2.職業・継続教育研究班も、昨年実施した農業大学校、職業訓練校、専修・専門学校と中等教育機関との接続関係に関する本調査の分析を終え、その一部を学会発表するとともに、調査の結果を「中間まとめ」の抄録として完成し、回答協力校に配付した。
3.教師教育研究班も、昨年実施した教職課程をおく4年制大学・短期大学の「教育原理」の担当教員を対象として、「生徒指導」に関する本調査の分析を終え、その成果の一部を「研究集録」に掲載するとともに、本研究の昭和63年研究報告に、全体の概要と補足を掲載した。
4.進路指導研究班も、昨年実施した埼玉県下の高等学校卒業生を対象とする中等後教育諸機関への「進路選択に関する調査」のデータの集計と分析を終え、その成果の一部を、前述の昭和63年度研究報告に掲載した。
5.上記以外の各研究班の研究の進捗状況は、以下の通りである。
(1)入学者決定方式研究班は、一般学生の入学、社会人の入学、帰国子女の転入学、短期高等教育への入学について分析を進め、歴史研究班は、わが国の入試及び検定試験制度と教育制度改革の歴史的変遷を、外国研究班は、各国における中等後教育諸機関への進学の実態と動向に関する分析を進めた。
(2)さらに事務局を中心に、わが国における中等後教育への接続関係に関する各界の改革提言・勧告・意見等の資料的な整理を行った。

Research Products

• [Publications] 手塚武彦: 現代フランスの教育早稲田大学出版部. 63-78 (1988)
• [Publications] 八尾坂修、牛渡淳: 国立教育研究所『研究集録』. 17. 13-34 (1988)
• [Publications] 金子忠史: 講座 公教育体系2 公教育の歴史教育開発研究所. 2. 227-259 (1988)
• [Publications] 石坂和夫: 翻訳の世界. 13巻No.4. 57-62 (1988)
• [Publications] 国立教育研究所内中等後教育への接続関係研究会: "中等後教育への接続関係の実態と動向-進路指導と教師教育の側面から-" 島崎印刷, 100 (1989)