1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62301087
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY OF EDUCATION |
Principal Investigator |
関川 千尋 京都教育大学, 教育学部, 文部教官教授 (20031677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 古都子 滋賀大学, 教育学部, 文部教官助教授 (50024013)
町田 玲子 京都府立大学, 生活科学部, 助教授 (10046493)
菊沢 康子 兵庫教育大学, 学校教育学部, 文部教官教授 (80033702)
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Keywords | 住教育関連業績の整理 / 高等家庭科教育における住教育の扱われ方 / 住教材の開発の現状 / 空間の教材化 / アメリカの住教材 / 中国における住教育 |
Research Abstract |
昨年度は、研究内容の検討の他、共同研究を軌道に乗せるため努力を必要としたが、今年度は、各研究分担者が、比較的スムーズに各分担研究を深めてゆくことができたと考えている。 山崎は、昨年度に引き続き、既往の住教育関連論文・著書の整理とその位置づけについて研究し、報告書(第1章)にまとめた。関川は、昨年度に引き続き、学校教育における住教育の現状を特に高等学校に焦点をあて、教師に対するアンケート調査を実施し、それをまとめた。また、その実状を背景に、教室に空間を取り込む手法について、具体的教材の開発とその検討を行った。報告書(第2章・第4章)にまとめた。菊沢は、昨年度に引き続き、市販教材の検討および、学校現場で特に開発利用されているユニークな教材使用実例の収集・整理を行うとともに、アメリカにおける住教育の教材ないしその使用背景等について現地に赴き資料収集をしまとめた。またこれまで我々4名で翻訳に当っていた住教材関連ブックレットのとりまとめに当った。報告書(特別研究1)にまとめた。町田は、上記山崎とともに、社会教育における住教育手法に焦点をあて、日本と中国との比較研究を行うと共に、従来生活教育を学校(集団)教育に依存しないで家庭や地域で荷ってきている中国に、住教育手法(住教育のしくみ)の一典型例を認め、その点に沿った考察を加えている。報告書(特別研究2)にまとめた。 最終報告書は、序、4章、特別研究2個の構成としたが、この研究テーマが完了した訳ではなく、今回深めることのできなかった教育現場との関係や、新たな視点での使いやすい教材の開発等、今後の課題としたい。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 関川千尋: 日本家庭科教育学会誌.
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[Publications] 町田玲子・山崎古都子: 日本建築学会学術講演梗概集. (1989)
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[Publications] 山崎古都子・町田玲子: 日本建築学会学術講演梗概集. (1989)
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[Publications] 香川芳子,林雅子,湯沢雍彦 他: "改訂新版家庭科研究家庭一般教授資料" 中教出版, 296 (1988)
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[Publications] 花岡利昌 他: "家庭一般" 学習研究社, 319 (1988)