1989 Fiscal Year Annual Research Report
中等教育段階における理科諸科目の履修(必修・選択)に関する研究
Project/Area Number |
62301094
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
寺川 智祐 広島大学, 教育学部, 教授 (50036836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸北 凱惟 上越教育大学, 教育学部, 教授 (20018659)
秋山 幹雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (70039212)
井藤 芳喜 広島大学, 学校教育学部, 教授 (90032490)
中村 重太 福岡教育大学, 助教授 (30127930)
進藤 公夫 福岡教育大学, 教授 (80033546)
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Keywords | 理科教育 / 比較理科教育 / 欧米諸国の理科教育 / 中等理科 / 理科諸科目の選択 |
Research Abstract |
本年度は本研究の最終年度にあたり、下記の事項についての研究を進めるとともに、本研究の最終的なまとめを行った。 1.昭和63年3月に発表された高等学校の学習指導要領では、理科に13科目が設けられ、その履修は選択的に行われることになった。これら諸科目の選択的履修は、生徒の能力・適性に即応するとともに、学習の程度を高くすることができるが、理科の学習分野が偏り、科学全般についての基礎的教養という点で問題が起こる。こうした問題について高校の理科教師を対象としてアンケ-ト調査し、その実態を明らかにした。 2.たとえば現在、世界的規模で問題化している環境問題のように、日常の社会生活にかかわる問題に正しく対処するためには、科学全般についての基礎的知識が不可欠である。本研究では、こうした問題に対する高校生の理解度をアンケ-ト調査し、その実態の一端を明らかにした。 3.イギリス、フランス、東・西ドイツ、ソビエトの中等学校における理科諸科目の履修状況を明らかにし、これら各国の中等学校における理科諸科目の履修のし方の特性、ならびに問題点を考察した。 4.上記事項についての研究成果、ならびに昭和62,63年度にわたって行われた研究成果を総合し、今後のわが国の中等教育段階における理科諸科目の履修のし方への提言を行った。なお、研究の成果は「研究成果報告書」にまとめて印刷した。 5.本年度の研究成果の発表、本年度の研究成果は以下の学会で発表した。 (1)日本理科教育学会 第39回全国大会 (2)日本科学教育学会 第13回年会
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 田中賢二: "ドイツ連邦共和国のギムナジウム上級階級における物理教育(3)-選択制の観点から-" 広島大学教育学部紀要. 第2部第36号. 65-73 (1987)
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[Publications] 世波敏嗣: "イギリスの中等教育段階における生物教育-選択制の観点から-" 広島大学大学院教育学研究科博士課程論文集. 第14巻. 139-145 (1988)
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[Publications] 寺川智祐: "高校における理科諸科目の履修(必修・選択)についての意見-教員養成大学・学部における自然科学および理科教育担当者の場合-" 日本科学教育学会年会論文集(第12回年会). 第12. 147-150 (1988)
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[Publications] 宮野純次: "中等教育段階における理科諸科目の選択制に関する研究-東ドイツの場合-" 日本理科教育学会研究紀要. Vol,30,No.2. 37-44 (1989)
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[Publications] 寺川智祐: "中等教育段階における理科諸科目の履修(必修・選択)のあり方-ソビエト・東ドイツと西欧諸国との比較から-" 日本科学教育学会年会論文集. 第13. 301-304 (1989)