1988 Fiscal Year Annual Research Report
情報化社会に対応する情報通信網の高度化・高信頼化に関する総合的研究
Project/Area Number |
62302031
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小原 啓義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻井 重男 東京工業大学, 工学部, 教授 (50020350)
安田 靖彦 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013106)
野口 正一 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
寺田 浩詔 大阪大学, 工学部, 教授 (80028985)
秋山 稔 東京大学, 工学部, 教授 (10010703)
|
Keywords | 広帯域ISDN(BISDN) / ネットワーク制御 / 通信プロトコル / 通信ソフトウェア / インテリジェントネットワーク / 知的符号化 / 移動体通信 / ネットワークの信頼性 / 安全性 |
Research Abstract |
昭和63年度は4回の研究会を開催し、16件の研究発表と1件の会議参加報告がなされた。各研究会での発表・討議題目等を以下にまとめる。 (1)第1回研究会(昭和63年6月4日、於NTT横須賀研究所) <1>通信ネットワークに対するファジイ理論からのアプローチ<2>通信プロトコルの合成支援環境<3>情報通信システムに於けるトラブルについて<4>知能画像通信方式の研究<5>知能通信網、という題目で5件の発表が行われた。特に今回は、新たな話題として広帯域ISDNにおけるネットワーク制御及びインテリジェントネットワークについての研究課題と方針が報告された。 (2)第2回研究会(昭和63年8月20日、於東北大学) <1>韓国における電気通信現況、展望及びISDN<2>移動型ネットワークシステムにおけるマルチメディア通信プロトコルの検討<3>CSMA/CDネットワークにおけるコネクション型及びコネクションレス型LLCプロトコルの解析、という題目で4件の発表が行われた後国際会議報告がなされた。 (3)第3回研究会(昭和63年11月26日、於ATR通信システム研究所) <1>ファジィを用いた通信網の利益最大制御<2>知的動画像符号化のための動物体のフレーム表現の一方式<3>データベースネットワークの情報セキュリティに関する考察<4>文書画像通信におけるディジタル透かしの提案<5>非接触視線検出のための特徴点抽出法、という題目で5件の発表がなされた。第1回研究会の報告とも関連して、知的符号化、マンマシンインターフェース関する研究項目について活発な議論が行われた。 (4)第4回研究(平成元年2月18日、於生産性研究館(函南)) <1>動的データ駆動方式によるニューロ・コンピューティングの実現手法に関する一考察<2>インテリジェントネットワークの動向、という題目で2件の発表がなされた。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 瀬崎薫・田中良明・秋山稔: 電子情報通信学会論文誌 J71-B. No.8. 915-921 (1988)
-
[Publications] 寺田浩詔: 電子情報通信学会論文誌(D). J71-D.8. 1383-1390 (1988)
-
[Publications] 白鳥・高橋・野口: Computer Networks. Vol.15. (1988)
-
[Publications] 森健一、安田靖彦: 電子情報通信学会論文誌. J72-B-I. 83-93 (1989)