セル構造に基づく高度並列情報処理システムに関する総合的研究

1987 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 62302032
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 稲垣 康善 名古屋大学, 工学部, 教授 (10023079)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 後藤 宗弘 岐阜大学, 工学部, 教授 (00021585) ; 原尾 政輝 山形大学, 工学部, 教授 (00006272) ; 平田 富夫 名古屋大学, 工学部, 講師 (10144205) ; 阿曽 弘具 東北大学, 工学部, 助教授 (10005522) ; 中村 昭 広島大学, 工学部, 教授 (50034400)
• Keywords: セル構造情報処理系 / セルオートマトン / シストリックアレー / 並列処理

Research Abstract

次のそれぞれの研究課題を担当する5つの研究班を組織し,研究を進めた:(1)セル構造情報の表現構造論研究班, (2)セル構造情報処理系の動作解析研究班, (3)VLSI計算機構と計算複雑さ研究班,(4)セル構造情報処理系の実現手法研究班,(5)VLSI向きアルゴリズム・アーキテクチャ研究班.
具体的には,本年度は,以下のように研究を進めた.
1.各研究班毎に,分担課題の研究を推進した. その間, 分担者相互の打合せを適宜行った. (1),(2),(3)の研究班では,これまでの理論的研究成果をとりまとめた. (4)と(5)の研究班では,当初の予定どうり高性能ワークステーションを購入しシミュレーション実験を開始した.
2.10月19日から21日までの3日間,松本(みやま荘)にて,研究代表者,分担者,それに研究協力者を含めて39名が参加し研究集会を開催した. この研究集会では20件の各研究班の研究成果が報告された. 同時に,これらの研究結果に基づき,相互の関連しあっている問題点について討議し,次年度以降の研究計画を定めた. また, 年度末には, 中間報告をまとめることとした.
3.その後,各研究班毎に,研究会で抽出された問題点を解決すべく研究を進めた.
以上のように各研究班とも順調に本年度の研究計画を達成した.

Research Products

• [Publications] 阿曽弘具: 電子情報通信学会論文誌. J70-D. 1074-1082 (1987)
• [Publications] 増澤利光: 電子情報通信学会論文誌. J70-D. 1092-1103 (1987)
• [Publications] 原尾政輝: 電子情報通信学会論文誌. J71-D. 132-141 (1988)
• [Publications] 小渕洋一: Imformation Processing Letters. 25. 413-415 (1987)
• [Publications] 松本裕: 電子情報通信学会論文誌. J70-D. 1462-1468 (1987)