1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62302051
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
堀内 清治 熊本大学, 工学部, 教授 (70040350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陣内 秀信 法政大学, 工学部, 助教授 (40134481)
青柳 正規 東京都立大学, 文学部, 助教授 (40011340)
木島 安史 熊本大学, 工学部, 教授 (90040427)
石井 昭 東京都立大学, 工学部, 助教授 (10087265)
桐敷 真次郎 東京都立大学, 工学部, 教授 (00087256)
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Keywords | 地中海建築 / 文献検索システム / 図面情報データベース / ギリシア / ローマ / エジプト / 設計技法 / グリッドシステム |
Research Abstract |
1)文献資料の購入と整理: 本年度に購入した文献はドイツの考古雑誌であるArchaeologischer Anzeiger91〜95,及びイタリアの考古学雑誌Academia del Lincei Notizie Scardi Antichita(1947〜1977, Supple,1970ー1972)の合計39冊であった. この中で研究資料として, 役立つ図面はA4の統一サイズに複写し直して都市別, 建物別に分類・整理してファイルした. また収録されている論文は, 著者名, 巻, 号, 頁をコンピュータに入力し, 地中海建築関係の文献検索システムのデータベースに追加を行った. 2)図面情報データベースの作製: 今年度の予算で光ディスクによる画像情報処理装置(RIFILE6400,リコー社製)を購入した. 熊本大学では現在まで, 約15000件の図面を, 地中海建築の図面としてファイルしているが, これらを都市名や建物名などと共に入力し, 図面の検索を迅速かつ網羅的に行うことを可能にした. 本年度に入力した分は, 約2000件である. 3)設計技法の研究: 南イタリア・シシリーのドリス式の神殿において, またヘレニズム・ローマ期の神域において, その設計がグリッドを用いて行われたかどうかを検討した. また本年度は, グリッドによる設計方法について, エジプトの古代神殿にも検討を加えた. これらの結果, 地中海の古代において, グリッドが建築の設計方法として, かなり一般的な方法として用いられていたという結論を得た. 4)研究協議会: 昭和62年10月に東京で, また63年3月に熊本で研究協議会を行った.
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Research Products
(10 results)
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[Publications] 堀内清治;伊藤重剛他: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 225-228 (1988)
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[Publications] 堀内清治;伊藤重剛他: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 229-232 (1988)
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[Publications] 堀内清治;伊藤重剛他: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 233-236 (1988)
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[Publications] 堀内清治;伊藤重剛他: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 237-240 (1988)
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[Publications] 堀内清治;伊藤重剛他: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 241-244 (1988)
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[Publications] 木島安史;両角光男: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 125-128 (1988)
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[Publications] 木島安史;両角光男: 日本建築学会九州支部研究報告. 30. 245-248 (1988)
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[Publications] 桐敷真次郎: 日本建築学会関東支部研究報告集. 285-288 (1987)
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[Publications] 桐敷真次郎: 日本建築学会計画系論文報告集. 375. 126-133 (1987)
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[Publications] 伊藤重剛: 日本建築学会計画系論文報告集. 377. 106-118 (1987)