1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62302056
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
松下 玄 三重大学, 生物資源学部(農学部), 教授 (80024529)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 勝朗 山形大学, 農学部, 助教授 (40007076)
田中 雅史 三重大学, 生物資源学部(農学部), 教授 (20024565)
山本 光男 明治大学, 農学部, 教授 (70015618)
加藤 治 佐賀大学, 農学部, 教授 (40038295)
大橋 行三 愛媛大学, 農学部, 教授 (10036296)
|
Keywords | 貯水池の堆砂 / 密度流 / 渓流取水工 / 局所洗堀 / 植生水路 / 開水路の抵抗特性 / パイプライン / 水利施設管理 |
Research Abstract |
水源施設:貯水池における掃流砂の堆砂, 拡散防除効果について実験により基本特性を把握した(久保). 海水排除の調節器を試作し装備した造波装置により, 模型特性を調べ, 成層密度流の北を越流する流れの理論式について検討し, 流況分類を試みた(大橋). 風洞水槽における実験より表面波および界面波と風速の関係からその特性を見出した(加藤). 混合層の乱れ強度は界面近傍でRi数の影響, 浮力効果を受けていること, 乱れのエネルギー収支式の各項は界面近傍の影響が顕著であることを明らかにした(森). 取水施設:渓流取水工では全量取水の状況になると, いずれのタイプの取水工も目詰まりによる取水障害を起しやすいが, バースクリーンバックストリーム型の取水工は他のものに比し維持管理が容易であるとの知見をえた(山本). 水クッションの跳水特性について実験的に究明し, 水クツション構造の変化と跳水長の増減の関係を明らかにした(秋吉). 水利構造物下流の局所洗堀および護床工の実態調査から被害度を5つに分類し, その原因について考究すると共に, 実験により護床工の基本特性を明らかにした(川越). 既設の頭首工の堆砂のトラブルの実情と対策について調査し, ゲート流出によるフラッシュが対応第となりうることを明らかにした(三輪). 送水施設:現地における水質, 水生植物の調査, 抵抗特性の実測および水理実験により植生水路の特性を明らかにした(板垣). 開水路送水系の現地調査により水利施設管理上の問題点を抽出し, 整理して今後解明すベき点をとりまとめた(田中). 空気吸込渦による振動問題および開水路と管水路の接続部の溢水問題について実験的検討をおこない, その対応計を見出した(前川). 既設のパイプラインのトラブルについてその原因と対計を模型実験により追求し, 各種の流量条件のもとで路線の蛇行するパイプラインの急送水時に発生するトラブルと対策について調べた(松下).
|